GTDの生みの親であるDavid Allen氏は、最近行われた「The Atlantic」のインタビューで、ありとあらゆるものを整理整頓して生産的にすることについて語っていました。Allen氏は、自身の提唱する生活すべてをコントロールするために最も大事なことを達成すべく、アナログとデジタルのツールをうまく組み合わせて使っています。
まず、Allen氏が使っているデジタルツールは以下の通り。
- カレンダーとアクションリスト:『Lotus Notes』(彼の会社が採用しているエンタープライズアプリだから)とLotus Notesの生産性向上系アドオン。これをBlackBerryと同期しています。
- ブレインストーミング/アイデアのメモ:『The Brain』と『Mind Manager』
- Mac(『Parallels』でMicrosoft Officeも使っている)
しかし、やはり紙に書き留めることの方が多いようです。
私はメモ魔なので、財布サイズの小さなノートを使っています。頭に浮かんだアイデアはほとんどメモしているので、ノートはかなり雑多で妙なものになっていると思います。私は、紙とペンなど書くものを常に携帯しています。書きやすいので、メモは大抵紙のノートにとります。紙ならどこでも使えるし、感触も好きです。色々な種類のノートで遊ぶこともあります。
また、Allenさんの書類入れはというと...。
私の物理的な書類入れは救世主のようです。セーフティネットと言っていいでしょう。「ああ、もうそんな物のことは考えたくもない」という感じです。駐車場のようなものが必要だということです。決断をしたり整理整頓をしたりする以上に、キャプチャするのはとても面倒なので、とりあえず入れておくためにも、本当に駐車場のようなものが必要です。
ですから、「時期が決まっているもの」、「これから積み重ねるもの」など、それぞれ別個の書類入れが必要になります。「腐りかけて、カビが生えそうだから、そろそろ書類入れを空にした方がいいかな」と言いながらそこに行きます。しかし、そうすることで頭の中を空にしておくことができます。本当にただの一時置きなのです。そこにはほとんどアナログのものだけを置いています。私のノートの80パーセントは捨てられることになります。
GTDに熱心な人は、英語ですが、以下のインタビュー記事を全文を読んでみるといいでしょう。ちょっと興味がある程度の人であれば、一番最後の「busy trap(忙しいの罠)」の部分だけでもオススメとのこと。
David Allen on How to Fix Your Life | The Atlantic
Melanie Pinola(原文/訳:的野裕子)