いまやタクシーに「言葉」は不要。面倒な説明なしにタクシーを呼べるスマートフォンアプリもあれば、行き先を登録することで道案内をせずにすむという会員サービスもあります。

一方タクシーを降りたときにもらうレシートも、機能的になっていました。日時と料金、タクシー会社の連絡先だけでなく、そこには降りた場所の情報がちゃんと残っているのです。下の写真を見ていただけば分かる通り、レシート下部には「GPSコード」(日本交通)

「ナビコード」(km)と題された英数字の文字列が並んでいます。

121011taxi-gps02.jpg

この文字列が意味するのは、降りた地点の場所情報。つまり、どんなに酔っぱらっていようが眠かろうが、ドライバーにこのレシートを渡しさえすれば、文字列の示す目的地まで連れて行ってくれるというわけです。

自宅や会社などを目指したときのレシートを捨てずに持っておけば、次にタクシーを利用する際に説明の必要はいっさいありません(ただし、各タクシー会社がもっている位置コードに互換性はないようです)。

レシート一枚であなたのプライベートが明らかにされる

さて、察しのいい方なら、もう気づいたかもしれません。

例えば、経費精算の際に、整理できていないままのレシートを経理に提出したりはしていませんか。自宅のテーブルなど、パートナーの目につくところに不用意に放っておいてはいませんか。清算のために提出した明細と異なるレシートを出していたらコトですし、言い訳のできないような場所に向かったことを問い詰められては目も当てられません。

大切な個人情報なので、レシートの取り扱いには十分な注意が必要です。

日本交通タクシーの7つの特長|日本交通

km My Taxi|㎞グループ

(年吉聡太)