こんにちは。首都高が距離制料金になってからほとんどの区間が最大料金になってしまい困っている「失業経験有り人事担当」田中二郎三郎です。
さて、先日免許を取ったばかりの友人が、こんなことを言っていました。
「この前はじめてドライブで首都高に乗ったんだけど、スゲー怖かった」
この首都高(正確には首都高速道路ですが)、カーブが多く、トンネルも多い上に平均速度が速いため、特に運転が苦手な方にとっては鬼門のようです。
東京オリンピックに間に合わせようと、用地買収の時間をかけられなかったため、既存の河川に沿って建設したりしたため、カーブやトンネルが多いのですが、それでもコツさえつかんでしまえば、それほど鬼門といわれるほどに怖い道路ではありません。よく苦手といわれるポイントは以下の通りです。1.カーブが怖い
最近の首都高は急カーブに色の付いた塗装を施しています。正確には色の付いたアスファルトを敷き詰めているのですが、これがペンキが塗ってあるように見え、「すべりやすいのでは?」との疑念が生まれてしまいます。
この色付きアスファルト、特殊加工により摩擦係数が一般のアスファルトより高く、実は「滑りにくい」のです。適正速度であれば、一般のカーブより滑りにくいので安心して下さい。
2.分岐路(ジャンクション)が怖い
自分の走っている車線は行きたい方向に向かっているのだろうか。ジャンクションまでの距離が近づくごとに「急に車線変更しなければならなくなったらどうしよう」と、恐怖心が生まれる方も多いでしょう。
それを見分けるのが、路面標示です。例えば、左右に分岐するジャンクションで2車線道路であった場合、路面の矢印に注目してください。
左車線は通常「左に曲がる」路面標示、右車線は「右に曲がる」路面標示ですが、その右車線に路面標示に英文字のrの様に「右への表示と直進の棒」が延びていた場合、左(あるいは直進)にも行ける事を意味しています。その場合、その先のジャンクションは、左方向へは左右どちらの車線からもいける。右方向には右車線からしかいけない分岐ジャンクションということになります。これを知っておけば焦る必要はありません。
これは出口にもあてはまることで、標識に上写真のようなマークが付いている場合は、左車線から更に分岐して出口になることを意味しています。同時に、そのまま走り続けても車線はちゃんとありますので、安心して下さい。
3.合流が怖い
首都高は分岐・合流の繰り返しです。もし合流先に後続車が迫っていて、合流が怖い場合は、思い切って窓をあけ手を振ってみるといいでしょう。そこまでしているにもかかわらず、合流を阻止しようとするドライバーはまずいません。
ただ、あわてて前の車に接近しすぎたりしないように注意しましょう。またミラーから見ると距離感がつかめず、いかにも後続車と自車が接近しているように見えますが、意外に車3台分くらいは間隔があいているものです。ぐずぐずして合流車線を行き過ぎるより、潔く入ってしまった方が得策です。
4.目的地までどうやっていって良いか解らないので怖い
初心者の場合は、ひたすら分岐路(ジャンクション)の行き先標識に出ている号線マークを頼りにルートを決めると良いでしょう。たとえば6号線に行きたい場合は、6の表示が出ている方にずっと向かっていけば、必然的に6号線に入る事になります。
慣れた人であれば、空いているルートや走りやすいルートを選択できますが、慣れないうちは、案内標識を頼るのが一番です。
このように首都高は解ってしまえば恐怖心は薄れます。慣れてくれば全く怖くなくなりますので、がんばりましょう!(※他の都市高速も同様の表示になっています)
(田中二郎三郎)
Photo by norio.nakayama.