こんにちは。クリエイティブ&マーケティング系、キャリアコンサルタント/ヘッドハンターの小島幸代です。これから少しずつ、キャリアアップに関することを書いていきたいと思います。
最近はソーシャルメディアの影響で、多くのイベントや交流会などが盛んです。また、フリーランス活動やボランティア活動に積極的にかかわる人も増えてきて、人脈構築の枠組みも業界間のネットワークだけで収まらないほどに広がってきています。そこで、ますます重要になってくるのが「自己紹介スキル」。
最初の1分、自己紹介で相手に好印象に感じてもらうことは、その後のつながりに多くの影響を与えます。これは面接でも同じ。初対面の人にいかに印象良く思ってもらえるかは「あなたは何者なのか?」という相手のクエスチョンへの答えです。見た目もすべて含めてうまく答えられれば、次の段階に進めるのです。では、パーティー好きで、某グローバル企業アジアパシフィックの営業を統括するオーストラリア人から学んだコミュニケーションテクニックを紹介します。
1.自分の目的を伝える相応しい服装どこでもTシャツとジーンズで登場という人もいますが、雰囲気によっては話しかけにくく、真面目な話もしづらいものです。超有名人で自分に自信があるという方はともかく、イベント内容に合わせたり、何の目的で参加するか考えた服装のプレゼンテーションをおすすめします。
2.ポケットには名刺とミントだけ資料やパソコン類など沢山の荷物はオフィスに置いておくかどこかに預け、フットワークが軽そうに見せる事が重要です。ミントは口臭予防のエチケット。ボーッとした脳をピリリとさせてくれます。
3.仕事の説明は誰にでもわかりやすく自身では普通だと思っていても、専門用語や業界用語で自己紹介をしている場合があります。例えば「広告代理店でAEやっています」はNG。「広告代理店でアカウントエグゼクティブです」も業界が違えばとてもわかりにくい。「広告代理店で企画営業をやっています」と、誰にでもわかりやすい説明がベストです。
4.「参加目的」を話してしまうこと短い時間の中ひとつのテーマのイベントに集っているのだから、参加者はそれぞれ共通点をもっているはずです。それをチャンスととらえ「このイベントに参加した目的は〇〇で、実は〇〇を考えていまして、〇〇に興味がある方を探しています」と話す事です。相手に関心があれば対話に花が咲き、良いつながりができます。また、関心がなくとも目的の実現にアイデアを出してくれたり、人を紹介してもらえるきっかけをつくれます。
5.挨拶を忘れずに帰宅話が弾んだ人、イベントに誘ってくれた人、主催者など機会をつくってくれた人にお礼を言って帰宅しましょう。忙しそうだから、と黙って帰る人も多いと思いますが最後に「今日はありがとうございました、お先に失礼します」とニコッと一言挨拶して帰るだけで印象は格段に違います。誘ってくれた人や主催者も嬉しいと思います。
企業の代表もヘッドハンターも、「良い人」をチェックする目は採用現場だけではありません。チャンスを幅広く求めている人は、ぜひ実践してみてくださいね。
(小島幸代)
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