よく公園や施設などの規模を表す時、「東京ドーム〇個分」という表現が使われます。例えば皇居は東京ドーム30個分、マンハッタン島は1262 個分、東京23区は1万3282個分という具合です。あまりにも広大すぎる敷地だとピンときませんが、ショッピングセンターのような広さであればなんとなく大きさの比較が感覚的に掴めると思います。

この「〇個分」という広さの比較をExcelのグラフでやってみようというのが今回の記事。グラフを通常の棒グラフではなく、絵を使ったグラフで表す方法です

Photo by machu.

1. データを入力する

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まずはグラフの元となる表を作成します。なお、今回はこちらのサイトのデータを参考にし、東京ドーム1個を4.7ヘクタールとして考えます。


2. グラフを挿入する

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「挿入」から棒グラフを選択します。ここまでは通常のグラフ作成の手順と一緒です。


3. グラフを選択して「データ系列の書式設定」に進む

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データ系列の書式設定の中にある「塗りつぶし」から、図またはテクスチャを選びます。そして、「図の挿入」から用意した東京ドームの画像を指定します(今回は東京ドームのフリー画像を利用しました)。


4. 図の単位を設定する

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「拡大縮小と積み重ね」の部分で、1つの図あたりの単位を設定します。ここでは1単位/図とします。


5. 東京ドーム〇個分のグラフの完成

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あとはグラフの体裁を整えれば完成です。


資料を作っていて「画像で表したほうが見やすい」という場合には、今回のようにグラフの単位を図で指定するというのもアリだと思います。例えば「レモン〇個分のビタミンC」のように、食品に含まれる栄養素をグラフにしたい時に使えそう。もしグラフを使うことがあったら、ぜひこの使い方を思い出してみてください。


参考文献:Excelマスターブック 2010&2007対応(伊東知代子/山田あゆみ・著、マイナビ) p182-183

(安齋慎平)