すべての人がウエイト・トレーニングに興味があったり、それをするだけの時間が十分にあったりするわけではありません。しかし、米紙『ニューヨーク・タイムズ』では、スクワットは誰もが日課に取り入れた方がいいエクササイズだと紹介していました。

カナダ・オンタリオにあるマックマスター大学(McMaster University)のStuart Phillipsさんは、誰もがスクワットをウエイト・トレーニングに取り入れた方がいい理由を、以下のように説明しています。

Photo by Pam loves pie.
スクワットというのは、体の上から下まで、小さな筋肉から大きな筋肉まで、、あらゆるすべての部位を使うエクササイズだと思います。物を拾って立ち上がるような動きは、トレーニングという観点で見ても機能的なものです。

ここでは「機能的」というのがポイントでしょう。ほとんどのウエイト・トレーニングは、日常的にはあり得ないような、極端に重い物を持ち上げるような動きが多いですが、スクワットは日々の動きを円滑にするような動きをします。

また、スクワットならウエイト・トレーニングに必要な道具が要らない上に、ちょっとしたスペースさえあればどこででもできるというのが、一番良いところかもしれません。

以前、ライフハッカーでは「やせたかったら腹筋よりスクワットをすべし!」として、スクワットをダイエットに取り入れる方法をご紹介しました。運動量で比較すると「腹筋500回=スクワット15回」とのことで、スクワットがいかに効率的かがわかります。

体がなまってきたなと思ったら、まずはスクワットを日課に取り入れてみてはいかがでしょうか。ただし、スクワットは適切な方法で行わないと膝などを痛める可能性があります。こちらの動画などを参考に、フォームに気をつけながら行うようにしてください。

Simple Advice for Better Weight Training | New York Times

Thorin Klosowski(原文/訳:的野裕子、補:ライフハッカー[日本版]編集部)