運動を始める前に行う、熱中症やオーバーヒートを防ぐための「体温を一定に下げたまま保つ方法」が、米紙『ニューヨーク・タイムズ』にいくつか載っていました。
フローズン系のドリンクを飲んだり、絞ったタオルを冷凍庫で冷やして首に巻き付けるのもいいです。事前に体を冷やしておくと、暑い屋外で運動をしても、少し長く持ちこたえられます。
しかし、暑くて汗が吹き出ているような、運動の最中はどうでしょう? テレビドラマやアニメでもおなじみの、頭から水をかぶるシーンが思い浮かびますが、あれは果たして効果があるのでしょうか。カリフォルニア州立大学の研究者によると、頭から冷たい水をかぶるのは、体を冷やすのに本当に効果的なのだそうです。
Photo by Caitlin Childs.冷たい水を頭にかぶった時だけ、他の(体温を下げる)実験よりも被験者は冷たく感じたと報告しています。また、運動があきらかに楽に感じたり、皮膚温度も他の実験よりも低く感じたりと言っています。
頭から水をかぶるのは、単なるパフォーマンスではなさそうです。もちろん、頭からかぶるだけでなく、運動中に口から水分補給することも忘れずに! 過去記事「運動するときの水分補給のコツ」でも載せた通り、運動する遅くとも15分前から水分を取りはじめるのが理想的だそう。
「だくだくの汗がパッと引く! 体温をセルフコントロールする4つの方法」でも、身近な物を利用してカラダを冷やすワザを紹介していますので、参考にしてみてください。
Strategies for Hot-Weather Exercise | The New York Times
Thorin Klosowski(原文/訳:的野裕子)