Excelは資料作成や顧客管理など主にビジネスの場面で使うことが多いですが、関数を使えばお役立ちツールとしても使えます。今後ライフハッカーでは、実用的なExcel関数をいくつか紹介していこうと思います。第1回の今回は、「DATEDIF関数」を取り上げます。

※2012年8月18日21:40 誤植修正しました。ご指摘ありがとうございました。

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DATEDIF関数は、特定の期間の年数、月数、日数を表示させる関数です。契約期間日数や自分が何日生きたのかなど、ある期間内に経過した年数・日数を調べたい場合に便利です。ここでは例として、自分が今まで生きた日数を計算してみます。

■自分の誕生日から今日までの日数を調べる

まずは開始日のセルに自分の生年月日を入力します(便宜上A1に入力しています)。

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次に、終了日のセルに本日の日付を入力します。本日の日付は「=TODAY()」と入力すればOKです(便宜上B1に入力しています)。

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そして値を表示するセルに「=DATEDIF(開始日のセル,終了日のセル,"d")」と入力します。今回の場合は「=DATEDIF(A1,B1,"d")」をC1に入力します。

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すると、今まで自分の生きた日数がC1に表示されます。

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この=DATEDIF(A1,B1,"d")のdの箇所(ここには単位が入ります)をyにすれば「期間内の満年数」、mにすれば「期間内の満月数」を表示させることが可能。場合によって使い分けて入力してください。また、YM、MD、YDといった単位を入力することで、下記のような結果を得ることができます。

  • MD:指定した期間の「1カ月に満たない日数」を表示
  • YD:指定した期間の「1年に満たない日数」を表示
  • YM:指定した期間の「1年に満たない月数」を表示

参考記事

これらの単位を使えば、たとえば自分が生まれて何年何カ月何日経過したのかを調べることもできます。

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この場合、C2のセルには「=DATEDIF(A2,B2,"Y")」、D2のセルには「=DATEDIF(A2,B2,"YM")」、E2のセルには「=DATEDIF(A2,B2,"MD")」を入力しています。

■特定の期間の日数を調べる場合

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上の例では自分の生年月日から今日までの日数を調べていますが、特定の期間の日数を調べることも可能。その場合は終了日を=today()ではなく特定の日付を入力してみてください。

※A2=2000/1/1、B2=2012/7/7、C2=DATEDIF(A2,B2,"d")と入力


■ちなみに...

年齢計算ニ関スル法律」によれば、年齢は誕生日の前日をもって満了するとあります。そのため、法律に沿った計算をする場合には、=today()の部分にプラス1を加えるなど、関数を修正してみてください。

(安齋慎平)