ライフハッカーでは、これまでも履歴書(職務経歴書)の書き方についてのアイデアをご紹介してきました。面接官が履歴書を見る時間は平均で6秒だそうですが、そんな中でも思わず二度見されるようなものを目指したいものです。
生産性アップのアイデアブログ「99U」で、クリエイティブで独創的な履歴書をつくる3つのポイントが挙げられていました。
履歴書のオプションは無限大にありますが、これまでに見たものの成功例には、いくつかの共通点があります。
- プロとしての意識や技術を維持するための取り組みがわかる。
- 関連する専門知識や技術と自分のストーリーをきちんと結びつけて紹介している。
- 少なくとも相手の興味をそそるようなものになっている。
記事冒頭のビデオは、そんな素晴らしい履歴書の一例です。これといったフォーマットが決まっていない英文履歴書だからこそというのもありますが、QRコードを使った「動画の履歴書」というのは、かなりインパクトがあります。他にも、ユニークなデザインの履歴書がいくつか99Uのサイトにありましたので、2つほどご紹介します。
「100% RAW TALENT」と題されたチョコレートの履歴書は、デザイナー志望の学生のものです。まだ色の付いていない、フレッシュなデザイナーとして売り込むために、「RAW=ナマ」の才能をチョコレートに見立てています。パッケージも「ナマ」な才能をイメージした、自然な素材やデザインを心がけたそう。自分のスキルは成分のところに書いてあります。しかも、チョコの中のゴールデンチケット(当たり券)には「10%余計に働きます!」というメッセージまで。
「My physical portfolio」は、ベニヤで作った箱に樹齢80年のインディアンローズの化粧板を貼った履歴書です。引き出しの中には、デジタルのポートフォリオが3つ、ジャカランダの木で作ったバッジが入っていて、紙の履歴書も同封してあります。
どちらも、履歴書というよりは、これ自体が作品になりそうなクオリティで、才能やスキルをアピールするには十分な出来栄えです。
しかし、見た目がユニークな履歴書でインパクトを与えられるのは、特定の仕事や職種に限られていることを忘れてはなりません。履歴書を作成する時には、自分がどんな仕事に就きたいのか、目標に合わせて独創性を発揮してください。書式やフォーマットに技巧を凝らすより、もっとシンプルにした方が相手により強く訴えかけることもある、ということです。
How To Break The Mold & Reinvent Your Resumé | 99U
Adam Dachis(原文/訳:的野裕子)