電子教科書を無料で提供するBoundless Learning社は、従業員の健康状態やオフィスの環境作りに熱心な企業のひとつです。今回はBoundless社オススメの快適なオフィスを簡単に作るためのヒントをご紹介します。
ヒントは10項目あります。大切なのは「健康的な環境作り」と「チームに活力を与える仕掛け」を意識することです。
■健康的な環境を作る
研究によると観葉植物には疲労やストレスを減らす効果があります(英文)。ぜひ自分のスペースにお気に入りの植物を置いてみてください。手入れに自信のない方は、生命力の強いものを選びましょう。植物から与えられる癒やしには、手間をかける苦労よりずっと大きな価値があります。
自然光は、目に優しく、生産性の維持を助け、さらに体の規制プロセスをスムーズにする働きがあります(英文・PDFファイル)。窓がない環境の場合は、外に出て日光を浴びましょう。日光浴は体内でビタミンDを生成するのにも欠かせません。
ある調査によると、パソコンの前に座りっぱなしの生活は、健康に悪影響を及ぼすそうで(英文)、Boundless社内ではスタンディングデスクが目立つようになりました。見た目の良さだけでなく、社員も以前に比べて活動的になりました。さらに良い姿勢を保てるため(英文)、肩こりなどの身体の痛みも緩和されました。Boundlessでは、高価なスタンディングデスクではなく、イケアのパーツを組み立てて作った制作費7000円程度のデスクを利用しています(天板として「VIKA AMON」を、脚には「VIKA KAJ」を使用しています)。
ちなみにライフハッカーでは、イケアの家具をアレンジしたスタンディングデスクとして、もっと低予算の2000円弱で作れるものや、さらにしっかりした作りのものなどの作り方をご紹介しています。自作される際にはご参考まで。
■チームに活力を!
ストレスに向きあうと、激しくエネルギーを消耗してしまいます。そんな時のために、常にスナックを用意して、チームのエネルギーレベルを維持しましょう。Boundless社ではお茶、コーヒー、ナッツ類、ドライフルーツなどのヘルシーなスナックを提供しています。おいしくて、供給しやすく、Amazon定期おトク便の利用でコストも削減できます。
それと、カフェインを避けたい人へのオプションを用意することもお忘れなく。驚くほどたくさんのBoundless社員が、数ヶ月で脱カフェインし、そのほとんどがよく眠れるようになったそうです。
健康を意識しすぎて、過酷な状況に陥ってしまっては元も子もありません。たまには息抜きも必要です。Boundless社内には昼寝用のカウチがあります。甘いものの誘惑からの避難場所としても利用できます。
休憩をした後の従業員の生産性や判断力は、睡眠不足の人に大きく勝ります。職場で昼寝をするアイデアを侮ってはいけません。たくさんの企業が昼寝のメリットに注目しています(英文)。
ライフハッカーでも「効果を最大化させるなら『昼寝時間は10分がベスト』という研究結果」や「効率的にお昼寝するためのとっておきのコツ」など、昼寝の効果について注目しています。
人はそれぞれ違ったワークスタイルを持っていますが、Boundless社では全社員に休憩をとるよう勧めています。たくさんの社員が短時間のバスケットボールやランニングで息抜きをしています。難しい問題から少し離れることで、良い解決策が見つかることもあります。
たくさんの社員がロッククライミングやマラソンなどのアクティブな趣味を持っており、自転車通勤をしています。環境にも健康にも良い自転車通勤(英文)を始めましょう! その際、自転車通勤者にとって重要な自転車置き場の確保を忘れてはいけません。
Boundless社員は、社内にある卓球台を利用したり、オフィスでもできる簡単なヨガのセッションを行ったりと、積極的にストレス発散をしています。従業員が運動できるスペースを確保することはとても大切です。
ついに社内でかわいい犬を飼い始めました。それからというもの社員のストレスが明らかに減っています(英文)。職場に十分なスペースを確保でき、建物のオーナーの許可がとれるのであれば、オフィスへの社員のペット連れ込みを許可しましょう。その際、他の社員にアレルギーの有無や、そもそもの同意を得ることもお忘れなく。
How healthy is your office? | Boundless
(原文/訳:Rhyeh)