名刺を電子化する時、どんなツールを使っていますか? ガジェットとしては、デジタル名刺ホルダー「PITREC」があります。またスキャンするスマホアプリはたくさんリリースされており、ライフハッカーでも『CamCard』 やSkyDeskの名刺管理アプリ『SkyDesk Cards』などを紹介してきました。
いずれも便利なツールですが、「データ化しても原本は取っておきたい!」という人もいるはずです。今回紹介する「SHOT DOCS」は、データと原本を両方取っておきたい人にぴったりの文具&アプリです。
SHOT DOCSは、専用スマホアプリ『SHOT DOCS』とSHOT DOCS専用ファイル(以下ファイル)をセットで使用します。まずはアプリを自分のスマホにダウンロードしましょう。iPhone版はこちらからダウンロードできます。Android版は2012年度中に公開予定です。
ファイルは5種類。A4のクリアファイル型からクリアホルダー型、名刺ホルダー型など、ビジネスで必要となるサイズのものはおおよそ揃っています。普通のファイルと違う点は、(1)ファイル表面が撮影時に光りにくい低反射素材でできている、(2)書類の隅を識別しやすくなっているの2点なのだとか。
連携しているクラウドは、EvernoteとDropbox、Google Driveです。取り込んだデータをクラウドサービスごとに選択できるので、用途別に管理できます。
今回は、名刺ホルダー型SHOT DOCSの取り込んでみます。まずは、普通の名刺ホルダーと同様、ファイルに名刺を差し込みます。
次にSHOT DOCSアプリを立ち上げ、名刺を撮影します。アプリのカメラを起動すると読み取り線(下の画像の緑枠)が表示されるので、名刺に合わせるようにして撮影します。
下図が読み取った名刺データ。アプリが自動補正まで行ってくれます。白黒データになってしまうスキャンアプリが多いですが、このアプリはカラーで保存してくれます。
取り込んだ名刺データは、アプリ内でサムネイル表示してくれます。「Dropbox送信済/未送信」、「Google Drive送信済/未送信」といった条件選択もフォルダ内でできるので、データ管理も簡単です。
ちなみにA4サイズの用紙を取り込んでみました。読み取ったデータは下図。
画像の拡大・縮小はスマホをピンチイン・ピンチアウトすることで可能。あらかじめA4クリアファイルごと取り込んでおけば、外出する時にわざわざ重いファイルを持ち運ばなくても済みますね。会議前にサッと撮影しておけば、会議室に紙の資料の束を持っていかなくてもメンバー全員に共有できます。
SHOT DOCSは8月8日発売予定です。アナログをデジタル化するのが好きな方は、ぜひチェックしてみてください。
(安齋慎平)