タイトルからして明確な本です。その名も『ただのサラリーマンが時間をかけずに半年でTOEICテストで325点から885点になれたラクラク勉強法』(杉村健一著、アスコム)。ハンディタイプの一冊には、TOEICで高得点を獲るための心得がいくつも紹介されていました。
内容は非常に明快かつ具体的です。本の前半だけでも役に立つと感じたので、ポイントだけを8つ紹介します。
- 著者は半年勉強しただけで、「頑張らずに」885点を取った。
- TOEICのスコアを上げたければ、英語に関する力すべてを上げる必要はない。
- 著者の勉強時間約200時間のうち、家での勉強は合計20時間ほど。あとはスキマ時間を活用。
- 中学&高1レベルをちゃんと復習できれば500点くらいは取れる。
- 単語力を上げれば600点台まで上げられる。
- 「聞き流すだけでOK」はあまり効果がない(と著者は感じた)。
- 映画、ドラマ、英字新聞などは効率が悪い。
- リスニングテストで大事なのは「設問を先読みすること」。
大事なのは、テストのために必要なものが何か見極め、そこにのみ集中して勉強するということのようです。amazonのレビューにも、本書に対する信頼を裏付ける言葉が並びます。
どれも極めて合理的なもの。根性も不要。
凡人でもできる!!
本の後半には、さらに試験前の学習法についても指針が示されています。実践してみよう、そして半年後TOEICテストを受けてみよう。本気で取り組んでみようと思わせてくれる一冊です。
(年吉聡太)