限られた時間と食事の回数の中でその土地ならではのおいしい物を食べるのが、旅行での楽しみの一つです。旅行中はグルメな人でなくても、効率よく、ハズレなく、できるだけ多く、おいしい物を食べたいと思うでしょう。そんな時、ニューヨークではフリーマーケットに行くのがオススメです。
■地元の有名店や人気店が集まっている
日本のフリーマーケットでは古着やアンティークなどの物販が多いですが、ニューヨークはそれだけでなく、街のレストランが出店していることが多いです。地元の有名店や人気店が中心なので外れることが少ない上、お店が一堂に会しているので、あちこちでおいしい物が食べられとても効率的です。
ハンバーガー、パストラミサンド、サンドウィッチなど手軽に食べられる軽食から、アイスクリーム、チーズケーキ、ドーナツ、タルトなどのスイーツ、コーヒーやレモネードなどの飲み物もあります。場所によってはアルコールを販売しているところもあるので、お酒好きの人はIDを持参するのをお忘れなく。
ほとんどのマーケットでは、フードコートのように真ん中あたりにテーブルとイスが設置してあるので、買ってきたものはそこでゆっくりと座って食べられます。1個から食べられる生ガキがあったり、ボリュームも全体的に少なめなので、いくつも買って色々と楽しむことができます。それに、サンフランシスコの有名コーヒーチェーン「blue bottle coffee」のコーヒーに、ブルックリンの人気のドーナツショップ「dough」のドーナツという、通常のお店ではあり得ないコラボもできますよ。
■試食もできてお土産も買える 食品を売っているお店では、試食を出しているところも多いです。トマトソースはパンに付けて、スパイスはポテトサラダに...という感じです。実際に使ったときの状態の試食があるので、その食品の使い方や食べ方もわかります。また、「ケールチップス」など日本ではあまり見かけない珍しい食品は、試食できればいきなり買って失敗することもありません。出店の多いマーケットでは、試食めぐりをするだけでも意外とお腹が一杯になります。ブルックリンで作っているビーフジャーキー、ニューヨーク産のトマトを使ったトマトソースなど、地元ならではの物ばかりなのでお土産にもいいです。パッケージもお洒落なものが多いです。今回ご紹介したブルックリンのWilliamsburg Fleaは、イーストリバーを挟んでマンハッタンが一望できてロケーションも最高です。ブルックリンなら、食が楽しめるマーケットは、ほかにもFort Greene FleaやDekalb Market、マンハッタンならHester Street Fair、Fulton Stall Marketなどがあります。ニューヨーク旅行に来たらぜひチェックしてみてください。
(的野裕子)