何をもって良いポートレート写真というのかというのはなかなか難しいところですが、使用するカメラや構図、色や照明など、撮影の際に多くのポイントに気を配る必要があることは確かです。

ですが、自分が撮影される側の場合は簡単に実行できるいくつかのTipsがあります。写真を撮影する際には、あごを少し前に突き出して目をほんの少しだけ細め、自分の顔の写真写りが良い方を強調するように髪の分け目を作ります

Photo by ☺ Lee J Haywood.

 Peter Hurleyさんは企業役員や著名人、そのほかのイメージの良い写真が必要な人たちのヘッドショットを撮影するフォトグラファーなのですが、機材やその他の専門知識がなくてもより良いポートレート写真を撮影できるTipsが6つほど「New York Times」で紹介していました。

動画撮影の際に少しアゴを前に出し、首にシワが出ないようにするというアドバイスは聞いたことがあったのですが、髪の分け目を基準に左右のどちらの方が写真写りが良いのかを判断するというのは賢い方法ではないでしょうか。今回紹介しているTipsの中では、ほんの少しだけ目を細めるというのが初心者にとっては最も実用的なTipsではないでしょうか?

忘れてはならないのが、「ほんの少し」というところです。やり過ぎると小さくて読みにくい文字を読んでいるような辛そうな表情になってしまいます。それを避けるには、下のまぶただけで目を細めるようにします。クリント・イーストウッドがリー・ヴァン・クリーフに、最期の台詞を言う時のような心持ちで目を細めると良いそうです。

「私の意見では、恐怖心や不安定な気持ちは目に表れます。自信がみなぎっているように見せるにはほんの少し目を細めるのがポイントです。」とHurleyさんは語っています。

誰かのポートレート写真を撮影する際や、自分撮りをする際に気を付けていることなどがあればぜひコメントで教えてくださいね。

6 Tips for Better Portraits | NYTimes.com

Kevin Purdy(原文/訳:まいるす・ゑびす)