こんばんは、傍島です。
なんだかんだで、もう3月も終わろうとしています。私が住む大阪ではまだ肌寒い日がありますが、先週出張に出ていた九州では、コートを着ていると汗ばむくらいの陽気で、春を身近に感じることができました。
さて、先週に続いてiPhone用のGMailクライアント『Sparrow』をご紹介します。今週は、Sparrowの悪いところを採り上げますが、私はGmailクライアントとして使っているので、POPが使えない点に関しては触れていません。予めお断りしておきます。
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最大の不満は、プッシュ通知に対応していないことです。なぜプッシュ通知に対応していないのか、その理由はウェブサイトに公開されています。簡単に説明すると、セキュリティ面を理由に、Sparrowサーバーからプッシュすることができず、メールプロバイダから直接プッシュ通知するアプリを審査に回したものの、リジェクトされたことが理由のようです。
どうしてもという場合は、プッシュ通知アプリ『Boxcar』との組み合わせで使う方法もありますが、面倒な設定なく使えるようになるのが一番なので、何らかの対応をお願いしたいところです。
Sparrowは、iPhone向けのアプリでiPadには対応していません。第3世代のiPadであれば、2倍の拡大表示でも綺麗に表示されるのでがっかり感は薄れますが、やっぱり対応アプリがほしいもの。また、これは悪いところではありませんが、Sparrowの開発者がiPadの画面サイズをどう活かして、ユーザーインタフェースをデザインしてくるのか楽しみな部分もあります。
残念ですが、日本語化されていません。Mac版のSparrowは日本語化されているので、同じことを期待すると肩すかしをくらうことになります。操作方法は難しくないので、戸惑うことは少ないはずです。しかし、表示されたメッセージがいまひとつ理解できず、間違ってメールを送信してしまった...なんてトラブルは避けたいので、早々の日本語化を望みます。
今回も3つの切り口で、悪いところをご紹介しました。これ以外にも、ユーザーインタフェースがオーバーリアクション気味で人によっては嫌みに感じるかもしれませんし、横画面に対応していないのもケース一体型のキーボードを使う人にとってはイマイチかもしれません。
飽き性の私は、購入したものの使わなくなるアプリが多いのですが、Sparrowはスタメン・レギュラーアプリとなっています。今回挙げた悪い点を加味しても良いアプリなので、気になる方は是非購入してみてください。オススメです。
(傍島康雄)