こんにちは。グルメスチュワードの浅田です。
段々と暖かくなり、過ごしやすい気候になってきましたね。そこで今回は、日本人が大好きな栄養素の高い春野菜を、調理のポイントと効用とともにご紹介します。
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菜の花
代表的な春野菜です。栄養素のバランスが良い事で知られています。
- 調理のポイント:栄養分が逃げないように、茹で上がったら冷水に浸しましょう。
- 栄養素:野菜の中でも有数のビタミンC、ミネラルを含みます。
- 効用:免疫力アップ、風邪の予防、精神安定作用があります。
アスパラガス
大きく分けて、グリーン、ホワイト、ワイルドアスパラガスがあります。簡単に調理でき、豊富に含まれている栄養素「アスパラギン」にも注目です。
- 調理のポイント:蒸しゆでにして塩をふると、アスパラガス本来の芳醇な香りを楽しめます。
- 栄養素:ビタミンB1、B2。疲労回復にお勧めです。
- 効用:アスパラギン酸がたっぷり含まれており、疲労回復、新陳代謝を活発にしてくれます。
セロリ
独特な芳香が特徴で、歯ごたえが魅力の野菜です。苦いので子供からは敬遠されがちですが、栄養素はたっぷり含まれています。
- 調理のポイント:朝食時のトマトジュースに、フレッシュな状態でマドラー代わりに入れると良いです。
- 栄養素:カリウム、カルシウム、ビタミンCが豊富につまっています。
- 効用:血液をさらさらにする効果があります。カルシウムも豊富なので、イライラしている時には是非!
春キャベツ
この時期のキャベツは甘みがあり、特に色の濃いものは上級品として扱われています。
- 調理のポイント:水に長時間浸すと栄養分が逃げてしまうので、気をつけてください。
- 栄養素:キャベジン、ビタミンC。発ガン性抑制物質は天下一品です。
- 効用:トンカツの付け合わせでおなじみの通り、脂肪の吸収を防ぎます。また、免疫力を高める効果もあります。
山菜
さまざまな種類があり、色々な味わいを発見できます。
- うるい:グリーンサラダの中に少し入れるとアクセントになります。お味噌汁に入れても美味しいです。ぬめりがポイント!
- たらの芽:衣をつけて天ぷら仕立てにするのがお勧め。タンパク質が豊富です。
- こしあぶら:たらの芽に味わいが似てますが、香りが芳香なのが特徴です。抗酸化作用のあるクロロゲン酸を多く含みます。
- こごみ:山菜の中でも日本人の口に非常に合うと言われています。アク抜きが不要でクセも無く、軽く茹でておひたしにすると美味しいです。
- わらび:アク抜きが必要ですが、最近発見された発ガン性物質は、アクを抜くことで大半を取り除くことができます。
春野菜と相性の良いワインは、ずばりニュージーランドのソーヴィニヨンブランです。フレッシュで濃厚な味わいのソーヴィニヨンブランは、天ぷら仕立てにした山菜や湯通ししたアスパラガスによく合います。特に、「ヴィレッジセラーズ」さんの『マタヒウィ・ワイララパ・ソーヴィニヨン・ブラン』はコストパフォーマンスも良いので、是非お試しください。
(浅田資継)