「FacebookやTwitter、Google+で一番ムカつくことは何ですか?」と米Lifehackerでアンケートを行ったところ、誰にでも心当たりがありそうな答えがいくつも返ってきました。そこで今回は、イラッとしたり、嫌な気分になったりする、ソーシャルネットワークサービスでの困った問題を避けるにはどうすればいいのか? をご紹介していきましょう。
Photo remixed from an original by Vlue.ここに挙げたものだけではないと思いますが、以下のようなことでムカついたことのある人は多いのではないでしょうか。
こういった最悪なことをする人たちは、アンフォロー・アンフレンドするのが一番手っ取り早い解決方法ですが、リアルの友だちをアンフレンドしたりしたら、その後の人間関係がギクシャクするので、そうはしたくない(できない)というのが正直なところでしょう。
- 更新しすぎ。更新頻度が多くても、TwitterではFacebookほどイラッとしないと思います。
- 極端に個人的なことや、よく知らない他人の曖昧な状況などを共有する。こんなことをするなんて正直信じられません。
- 新しいTwitterやFacebookのレイアウトに対する不満。
- 政治的、もしくは宗教的な違う意見に対する侮辱。
- 興味があるのかどうかも分からないような人を大量にフォローするフォローフライデー。
- FourSquareやKlout、「Now Playing」系の音楽アプリなどで現状を何度も報告する。
- フォロワーに何かを伝えるために何度も同じことをポストする。例えば「拡散希望」のようなもの。
同様に、読みたくなるような面白いことを共有してくれる人でも、FourSquareや政治的な内容、なぜ未だに独身なのかなど、読みたくないものが合間に入ってくると、これも困りものです。そこで、以下ではアンフォロー・アンフレンドせずに済む、角の立たない解決方法をご紹介します。
■ユーモアで返すこれは長期的な解決方法にはならないだろうと思いますが、オススメの方法です。Facebookで頭にくることがあったら、そのおもしろくもないムカつくことを頑張っておもしろがってみましょう。たかがFacebookですから、もっと広い心で見てください。米Lifehacker読者のminealone6さんが、例を挙げてくれました。
■不愉快なものは隠すかフィルタリングする
- ムカつく状況:「それ変だよ」→
うまい切り返し:「クスリはやっちゃダメって言ったのに」- ムカつく状況:「そんなことがあったなんて信じられない」→
うまい切り返し:「経理の女の子に拒否されたの?」- ムカつく状況:「今までで最悪の日」→
うまい切り返し:「俺とお前の姉ちゃんのことに気付いたのかと思った」※注 最後のは、自分にしっぺ返しがくる可能性もあるので、気をつけてください。
ビルトインの機能(アプリやブラウザの拡張機能ではなく)を使うだけで、関係がギクシャクする前に、見たくないものをフィルタリングして取り除くことができます。
Twitterには特定のツイートを隠すようなオプションはほとんどありませんが、『TweetDeck』や『Kiwi』のような、詳細なフィルタリング機能のあるクライアントソフトはあります。特定の人のツイートを完全に見えないようにしたり、特定の言葉が含まれているツイートだけ見ないようにすることも可能です。米Lifehacker読者のオススメは、しょっちゅうツイートするユーザのツイートのフォントサイズが小さくなっていく「Shuush」という賢いツールです。
最近Facebookは、特定の人をどれくらい見るかの管理ができる、便利な機能を追加しました。誰かのステイタスの隣にあるドロップダウンの矢印をクリックすると、完全に隠すか、「重要な」アップデートだけを見るか、選ぶことが可能です。よって、人気のない投稿は表示されないものもあります。さらに、「F.B. Purity」などのユーザースクリプトのように、迷惑なFacebookアプリからの更新を隠すことも可能です。
米Lifehacker読者のWjglennさんのオススメは、Google+のストリームにどのサークルを表示させるか選べる「Plus Minus」のようなChromeの拡張機能を使う方法です。どうでもいい人をまとめてサークルにしてしまえば、いつでもその人たちを隠すことができます。
■すべてのSNSの要約を受け取る
とにかく、FacebookやTwitter、Google+の負担が重くなりつつあるなら、「Summify」や「Nushellmail」などの要約サービスを使ってみてはいかがでしょうか。米Lifehacker読者のAndrewさんは、それぞれ以下のように説明して勧めています。
Nutshellmailは、TwitterやFacebook、Linkedinで(前のメールからそれまでの間に)起こったことをすべて、メールで1時間おきに送ってくれます。ポイントを設定すると、それに応じて削除してくれるので、本当にすべてが送られてくるわけではありません。ですが、これですべてのポストを見る必要はなくなります。ステイタスのアップデート、返信、コメント、「いいね!」などはすべて、メールからのリンクで見ることが可能です(それぞれのサイトに行きます)。■「もう少し黙ってくれる?」と言う(角が立たないように)Summifyは、もっとキュレーション寄りのツールです。自分のSNSの人たちが話している大事なことの要約を、1日3回受け取ることができます。唯一の問題は、Summifyは同じ人が複数のネットワークでポストしたものを、大事だと認識することです。例えば、「Good Old Games」を色々なSNSでフォローしていると、Good Old Gamesについて何か新しく更新される度に、すべてを見ることになります。
最後に、そのイラッとする相手が友だちであれば、直接「ちょっとツイートしすぎだよ」と言う荒技もあります。「だったらフォローしないでよ」と言われるかもしれませんので、そこまでトゲトゲしない言い方を心がけてください。
あなたの言ってることに好きなものはたくさんあるし、文字数が制限されているからツイートが増えるんだろうとは思うけど、私のTwitterのタイムラインではちょっとオーバーフロー気味かな...。ブログとか何か別のもので発信してみたらどうかな? 私もちゃんとまとまって長い文章で読みたいし、今は新しいツイートをしたら自動的にブログに反映させることもできるよ。
もしくは
私のFacebook/Twitter/Google+が、あなたの更新で溢れ気味になっていて他の人の情報を見るのが難しくなってきたから、アンフォローするしかなかったのです。他の人がみんな下に追いやられてしまうから...。
おそらく、思っているほどは相手に嫌がられないと思います。筆者も、ツイートが多かった時期に友だちから「ツイートが多すぎるからフォローを外すね」と言われたことが何度かあるそうです。さすがに凹んだようですが、「ツイートを減らすようにするからもう一度フォローしてよ」と言ったとか。もちろん、友だちといっても色々かもしれませんが、「他の人のものを追うのが難しい」という点は間違いないでしょう。
Whitson Gordon(原文/訳:的野裕子)