満車の駐車場でこんな経験はありませんか? やっとのことで空きスペースを見つけたのに、隣の車がラインをはみ出して停まっていて車が入れられないとか、ちょうど出ていく車を見つけてじっと待っていたのに、後から来た車に横入りされてしまった...など。

世の中にはマナーの悪いドライバーがたくさんいるものです。そこで今回は、悪いドライバーに出会った時に役立つ良い対処法をご紹介します。

 

とにかくまず冷静になる

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何はともあれ、まずは冷静になって自分が置かれている状況を理性的に考えてみましょう。あなたは駐車スペースを確保できませんでした。でもそれだけです。世界が終わるわけではありません。もし、自分のスペースを盗まれた気がしてはらわたが煮えくり返っているのだとしても、すぐに車を飛び出すのは我慢しましょう。これは単なる駐車スペースの問題で、人生の一大事ではないのです。ただ黙ってやりすごすのが最良だという場合もあります

それにあなたは、その「駐車マナーの悪い奴」がどうしてそのような行動をとったのかを正確には知りません。もしかすると違う方向から来ていたため、あなたの車が待っているのがわからなかったのかもしれません。ですから、怒りに身を任せる前に相手に車の移動を礼儀正しく頼むか、グッとこらえて立ち去りましょう。

また、ラインをはみ出して停めてあるように見える車も、もしかしたらそのまた隣の車がはみだしているからそうなっているかもしれません。たとえ、その相手がマナーが悪いだけの奴に見えたとしても、あなたは彼らの事情のすべてを知っているわけではないのです。相手が悪い奴に思えたときは一呼吸おいて、もしかすると悪い人ではないのかもしれないと思ってみましょう。しかし、冷静になって状況を理性的に判断したとしても、やっぱりその相手が悪い奴としか考えられない場合、次のような対処法があります。


マナー違反をクリエイティブな方法で伝える

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そのクズにひとこと文句を言ってやる! そんなときもあるでしょう。ここで1つ注意が必要です。相手は理性的ではない人かもしれません。最悪の場合、暴力沙汰もありえます。もし今は相手を説得できそうにないと感じたら、メッセージを残しておくのも良い方法です。それを見て、相手は後から自分の過ちに気づくかもしれません。

オススメの方法は、相手がどんなマナー違反をしたのかを伝えるメッセージを残すことです。メッセージを書くのが面倒なら「You Park Like An Assshole」のようなサイトもあります。このサイトで印刷可能なメッセージを簡単に作成してみてもいいかもしれません。このメッセージを使えば、相手に何がマナー違反だったのかを的確に伝えるとともに、You Park Like An Asssholeへ誘導して正しいマナーを学ばせることもできます。メッセージを残しておけばあなたも少しは納得するでしょうし、相手もあなたを不快にさせた行動を理解するはずです。


いざというときは苦情を申し立てる

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駐車場はどこかのストアか管理会社に所属しているはず。つまり、あなたは苦情を申し立てる先があるということです。相手の車がラインを少しはみ出していただけだったり、知らずにあなたの駐車スペースに横入りしてしまっただけなら、わざわざ苦情を申したてるのはナンセンスですが、もしあなたが身体障害者で、相手が身体障害者専用の駐車スペースに許可無く停めていたのだとしたら、それは危険なマナー違反と言えます。そんな場合は苦情申し立てを検討してもいいでしょう。ただし、特別な事情があってどうしてもそのようにする必要があるのか、ただ一時的に頭に血が上っているだけなのかをよく判断してから行動に移してください


Adam Dachis(原文/訳:伊藤貴之)