過去の失敗、例えば昨年・先月・今週にうまくいかなかったことについて考えるのは、気が滅入ることかもしれません。しかし、「99 Percent」のJohn Caddell氏によると、ケアレスミスを減らして自分にとって有効な生産性システムを構築するには、一度立ち止まって自分がしたエラーの中で「これは見すごせない」というものについて、熟考する時間をつくると良いそうです。
また、Caddell氏は次のように言っています。
誰もが自分は不注意な人間だとは思いたくない一方で、もし十分に時間やエネルギーがあれば避けられたであろう、たくさんのケアレスミスをしているのが実情です。また、職場では質の高い仕事を要求される一方で、電話をとったりメールをチェックしたりといった、さまざまな雑用をこなさなけばなりません。そんな状況の中でエラーを防ぐためには、静かに座る時間を1時間確保して、うまくいかなかったことについてよく考え、避けられたであろうミスをざっと書き出してみましょう。
ライフハッカーでも以前ご紹介した「ワークダイアリー」をつけるのもオススメです。
物事がうまく行っていない時はやみくもに努力を重ねるよりも、一度立ち止まり、何がいけないのかを検討する時間を設けるようにしましょう。そのために生産性システムを調整することは大切です。具体的には、メールにフィルタをかけて読む時間を節約したり、職場でもプライベートでも「NO」と言うことを覚えたりといったことです。そして、ワークフロー全体を見渡し、エラーの原因を突き止め、改善策を練りましょう。
皆さんは、自分がおかしたミスについて考える時間をとっていますか? それとも過去のことはさっさと忘れて次に行くタイプですか? あなたの意見をぜひコメント欄で教えてください。
Break Bad Patterns by Taking Your Errors to Heart | The 99 Percent
Alan Henry(原文/訳:伊藤貴之)