こんにちは、美容研究家の境貴子です。
病気でもないのに体調が悪い、気分が滅入って明日は仕事に行きたくない...といった事、誰でもありますよね。少しでも毎日の生活を快適に過ごせるよう、今回はアロマテラピーを取り入れた、心と体を強くするストレス軽減法をご紹介します。
■ストレスにはアロマが効く
まずは、ストレスの症状を確認してみましょう。
- 朝起きるのが辛い、または眠っても疲労感から開放されない。
- 人との関わりが面倒になった。
- 突然、不安感に襲われたり、涙を流してしまう。
- 劣等感に苛まれる。
このような症状が見られる場合、ストレス過多になっていると考えられます。このような時は、どうしても前向きな考えが浮かばないもの。人の体は気分次第で元気になりますし、逆に病気にもなると言われています。そこで、ネガティブな考えをなくす気分転換の方法の一つとしてオススメするのが、「アロマテラピー」です。
香りが心と体に与える影響は3つ。
- 鼻を経由して肺に届き、血管を通って全身に香りの成分が運ばれる。
- 皮膚を通して毛細血管に吸収され、体液の流れによって香りの成分が器官や組織に拡散される。
- 記憶や感情、ホルモンや免疫系の分泌をコントロールする。
アロマテラピーでは香りの成分を体内に取り入れるだけでなく、香りそのものを感じることが大切です。自分の好みの香り(製油)を見つけて香りそのものを感じることで、気持ちが和らいだり、ホルモンバランスが整い、心と体のストレスが改善されてきます。
■心の悩み別おすすめ製油心を穏やかにする、憂鬱な気分をなくす、ショックを鎮めて気分を明るくする。
- ジャスミン
- メリッサ
- イランイラン
精神を安定させる、自信を持たせて活力を与える、ストレスを和らげる。
- ラベンダー
- ベルガモット
- ローマンカモミール
神経の緊張を鎮める、心を穏やかにして安眠を促す。
- クラリセージ
- サンダルウッド
- ネロリ
時間がある時にはアロマポットにお好みの製油を落として部屋を暗くし、なりたい自分を想像しながら香りをたっぷり楽しむと、さらにリラックスできます。製油だけでなく、お好みの香りのボディクリームもオススメです。保湿効果のあるものなら肌の乾燥も補えますし、お好みの香りに包まれて生活するのもいいでしょう。香りを取り入れる方法は、以前ご紹介した「香水の活用法」をご覧ください。
気分の落ち込みや体調不良を抱え、思い通りに回復しない自分の体と闘いながら仕事をこなすのは、心身ともに予想以上のストレスがかかります。こんなことぐらいで具合が悪いなんて弱音を吐くのは恥ずかしい...と、自身を情けなく思う気持ちになる方も多いようです。そういった悩みに打ち勝ち、毎日を健やかに過ごせるよう、香りのエッセンスを日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
(境貴子)