燃え尽き防止や眼精疲労の軽減、モチベーション維持の観点から、定期的な休憩は必要といわれます。しかし、より短い時間でクオリティの高い仕事をする上でも、休憩が有効のようです。
Photo by Blend Images.メールを返信しながらプレゼンテーションの資料を作るというように、マルチタスクで仕事をこなし、食事はもっぱらデスク。会議から会議へと走り回るなんていう毎日は、疲れるだけです。ビジネス誌『Harvard Business Review』の記事(英文)では、「90分仕事したら、15~20分の休憩(仮眠もOK)を取り、ランチ休憩はしっかり休むほうが生産性が高い」と説いています。休憩の間に、次の90分間のエネルギーを蓄えましょう。
また、ライフハッカーアーカイブ記事「エリートはピークタイムに仕事を集中させていた!」でもご紹介したとおり、一流の演奏者は、90分以上練習しないとか。合間に休憩をはさみ、午後は20~30分の仮眠を取るそうです。
ビジネス系メディア『Inc.』でも、同様のことが指摘されています。生産性が高い人の特徴のひとつ(英文記事参照)として、「60~90分ごとに休憩を取ること」を挙げ、その理由について「ヒトの脳は他の体の活用よりも、より多くのブドウ糖を使い、たいてい60~90分で消費してしまう」と述べています。長時間の会議が終わるとどっと疲れるのも、これゆえと思われます。
さあ、ここまで読んでくださった皆さん、ここで一息休憩しましょう!
How to Accomplish More by Doing Less | Harvard Business Review
Melanie Pinola(原文/訳:松岡由希子)