「なんかライフハッカーって、猫ネタばっか多くない?」とお感じになっていらっしゃった愛犬家の皆さま、お待たせいたしました! 今回は、あなたとワンちゃんとの生活をより快適に楽しくするためのアイデアとして、代表的な10のコツをまとめてみました。
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ご多分にもれず、犬の耳にも耳アカが溜まっていきます。外耳道の中に堅い皮ができるほど耳垢が溜まってしまうのは望ましくないですが、うっかりワンちゃんの耳を傷つけるのもNG。
ヒトと同じく、耳かきはやさしく、見えるところだけキレイにしましょう。また、外耳道には触れないこと。

ペットショップなどで、犬用ベッドは数多く販売されていますが、けっこう高価ですね。やたらとゴージャスなものもありますが、要は犬にとって快適で、眠りやすい場所を作ってあげればOK。そこで、自宅に眠っている不用品を使って、カンタンに自作する方法があります。
作り方は、厚手のやわらかい布でカバーを作り、不要になった枕や硬めの詰め物を入れればOK。市販品を買うよりも、安あがりです。

犬がしつけを身につけるまでの時間が長いほど、犬も飼い主も疲弊しがち。犬のしつけは、「細切れ」の発想でそれぞれをより短くカンタンなものに振り分けましょう。こうすることで、飼い主にとっても、犬にとっても、しつけトレーニングに取り組みやすくなります。
また、週1~2回程度にとどめると、犬もより早く多くのことを身につけられるそうです。このテーマに関しては、ライフハッカーアーカイブ記事「犬のトレーニングは短時間で余裕を持ったスケジュールにすると学習効果が高い」でも触れています。

獣医で提供される処方薬は高くつきがちですが、他の店で同じ薬がより安価に販売されていることもあります。たとえば、米国の一部の薬局ではペット薬が販売され、さらにはペットにも「家族割り」が適用される例があるとか。価格を比較てみて、安い場合はこのような薬局や一般のショップを利用するのも一法です。

ペットとの旅行は、飼い主にとってなかなか大変なこと。特に、飛行機を利用するときは、予期せぬ事態であわてることのないよう、事前の準備をしっかりしましょう。
「飛行機に犬を乗せられるのか?」はもちろん、その料金を調べておくこと。また、出発するまでに旅行用のケージに十分慣れさせた上で、フライト前に体を動かす時間を作ってあげましょう。フライト6時間前になったら、餌をあげるのを控えるのもポイントです。どうしてもペット同伴が難しいなら、ペットシッターを頼んでお留守番させましょう。

犬は、おやつが食べられさえすれば、それが市販のものか飼い主によって作られたものかは、気にしません。逆に考えれば、飼い主が犬のおやつを作れば、その原材料や中身を、飼い主自身が決められるわけです。たとえば、米国で定番の犬用おやつ『Snausage』の栄養成分が飼っているワンちゃんには望ましくないなら、ワンちゃんにあったおやつを作ってあげましょう。比較的カンタンにできますし、ワンちゃんも大喜びです。

ペットの毛は部屋を汚すだけでなく、アレルギーのある人にとっては健康すら害するもの。飼い主にとって、ペットの毛のお掃除は必須です。
手軽なお掃除法としては、手の平を水で濡らし、一方向にペットの毛をふき取るというものがあります。水のおかげで毛が手にくっつき、まとめて捨てることが可能。カウチソファ、床など、どこでもOKです。また、応用編としては、手の代わりに、ゴム手袋やキッチン用スポンジを使うのもアリです。
ちょっと変り種としては、膨らませたゴム風船を使うアイデアはいかがでしょう。頭にこすり付けて静電気を起こし、犬の毛がついた場所に触れさせると、風船に毛がくっつきます。夏活躍したビーチサンダルを毛の掃除に活用するという手段もあります。また、乾燥機用柔軟剤シートも使えます。うまく毛がくっつかない場合は、霧吹きで少量の水を当てるといいでしょう。
このテーマについては、ライフハッカーアーカイブ記事「ペットの毛をいろんなものから取り除く」でも詳しく採り上げていますので、あわせてどうぞ。

飼い主さんが周りにいなくとも、ワンちゃんのノドが渇いたら水が飲みたい量だけすぐ飲める。そんな自動水飲み装置をDIYしてみましょう。アルドゥイーノに抵抗がなければ、それほど難しくありません。

飼い主さんにとって、犬が迷子になることだけは避けたいところ。しかし、実際そんな不幸な出来事が起こってしまったとしても、愛するワンちゃんと再会する手立てはあります。
近所に「犬、探しています」というポスターを貼るというオーソドックスな方法のほか、インターネットも役立ちます。たとえば米国には迷い犬を探す飼い主や、飼い主不明の犬を見つけた人々が投稿できる「Lost Pet Atlas」というウェブサイトがあり、オンラインマップ上で、自宅近辺の情報を閲覧できます。
また、犬の移動可能範囲を、あらかじめ頭に入れておくことも有効。犬の大きさによって、移動できる距離は異なります。ペットのためのオンラインコミュニティ「Petfinder」の記事(英文記事)によると、大型犬の移動可能距離は5マイル(約8キロ)ですが、小型犬は1マイル(約1.6キロ)程度。また、ほとんどの犬は、半径2マイル(約3.2キロ)で発見されていますので、まずはこのエリアで探してみるのがいいでしょう。人見知りな犬は薮の中や自動車の下に隠れていることが多く、人なつっこい犬は、公園や庭で周りの人からの助けを求めるようです。
まだ迷い犬となった経験がないなら、『HomeAgain』のようなペット用マイクロチップを埋め込むのも一法。備えあれば憂いなしです。
またペットが逃げ出すのは飼い主を嫌がっているからではありませんが、さびしい思いをさせたり、疎外感を持たせることが遠因になる可能性も...。いずれにしろ、万が一迷い犬となってしまっても、周りの人々の助けにより、その多くは飼い主の元に戻っていますので、過度に心配なされませんよう。

いくら犬好きでも、犬の口臭はなかなかツライかも。『グリニーズ(Greenies)』のようなおやつで、カミカミさせながら歯を衛生的にしてあげましょう。また、定期的に歯磨きケアをするのもポイント。犬用歯ブラシか飼い主さんの指ブラシで、キレイに歯磨きしましょう。もちろん、獣医さんなどに定期的にお願いするのも一法ですが、飼い主自身でやってもいいでしょう。慣れてくれば、犬用歯ブラシよりも指ブラシのほうがやりやすいかもしれません。
ヒトと同様犬も、カラダの健康は歯とつながっています。くれぐれもケアをお忘れなく。 Photo by Dan Bennett.毛の掃除や同伴旅行のコツなど、犬と猫とで共通するテーマも多いかも。愛犬家の方はもちろんのこと、愛猫家の皆さんも、ぜひ参考にしてください。また、ネコちゃん向けのまとめ記事としては、ライフハッカーアーカイブ記事「ネコ派は要チェック! ネコとの同居生活をバージョンアップさせるための10のハック」もどうぞ。
Adam Dachis(原文/訳:松岡由希子)