仕事にしろ勉強にしろ、メモをとることはキホンの「キ」。原始的なメモ帳と鉛筆だけでなく、最近ではコンピュータやスマートフォンで入力したものをオンライン上で同期できる「いつでも、どこからでも」系デジタルツールも増えてきましたね。
そこで米Lifehackerでは、オススメなメモツールについて読者アンケートを実施。なかでも評判が高かったトップ5をご紹介しましょう。
Photo by MagneticNorth.

『Evernote』は、何でも、どこからでも記憶できる定番ツール。ウェブアプリ、Windows/Mac OSのデスクトップアプリ、iPhone/iPad/Android/BlackBerry/Windows Phone 7向けのモバイルアプリと、幅広いプラットフォームで展開しています。
いずれからでもメモをとって保存できるのはもちろん、位置情報でタグ付けしたりノートブックを作成・整理することも可能。また、メモツールとしてだけでなく、オブジェクトをキャプチャして保存したり、ウェブページをクリッピングしたり、他のユーザに共有したりといったこともできます。

「Springpad」は、メモやアイデアをサクっと整理できるツール。基本カテゴリの設定が必要ですが、ウェブからのクリッピングやスナップ写真、メモのアップロードと整理を自動的に実行してくれます。
たとえば、保存した商品はウィッシュリストに移動させ、価格が下がるとユーザにアラート通知をしたり、メモをトピック別にノートブックに保存するといった具合です。Springpadは、ウェブアプリのほか、iPhone/iPad/Android向けのモバイルアプリとしても展開されています。

『OneNote』は、マイクロソフトOfficeのサブコンポーネントとして生まれ、強力なノートツールとして成長してきました。ベーシックなワードプロセッサーのような機能ですが、自動的に保存し、どこからでもあらゆる情報を入力可能。特定のテーマやプロジェクト向けにノートブックを作成・保存したり、他のユーザとメモやノートブックを共有することもできます。
使いやすく、ノートの作成や管理が非常にシンプルなのが特徴。また、マイクロソフトOfficeの一部でありながら、iPhoneおよびWindows Phone 7向けのモバイルアプリやウェブアプリでも展開されています。ウェブアプリであれば、ウェブが使えるデバイスのどこからでもメモを作成・保存可能です。

『Simplenote』は、使いやすい無料のツール。ユーザ・開発者コミュニティによって、さらに使いやすくするためのアプリケーションやユーティリティが開発されているのも特徴です。アイデアをサクっと書き出し、タグでカンタンに整理したり、メモのコンテンツやタグで検索することもできます。
更新履歴から検索したり、他のユーザと共有したり、ウェブが使えるデバイスならどこからでもアクセスが可能です。Simplenoteにはプレミアム版もありますが、基本的な機能は無料版で利用できます。また、ウェブアプリとiOS対応アプリで展開しているほか、Simplenoteと統合するためのWindowsやMac OS向けノートアプリも多数開発されています。

手書きのメモは、のちほど頭の整理を兼ねてデジタルツールに入力するのもアリですし、紙ファイルなどに綴じてシンプルに整理するのも一法です。
Photo by Ramunas Geciauskas.このほか、Macのみの対応ですが『Notational Velocity』も秀逸なメモツール。Simplenoteと同期でき、メモのコンテンツやタイトル、タグですばやく検索できます。また、重要なデータの暗号化や保存、復元も可能です。Simplenoteと同期できるWindows向けアプリとしては、『ResophNotes』がありますよ。
Alan Henry(原文/訳:松岡由希子)