■ワードで整形して印刷するために

Windows用:文章はテキストエディタで書いても、最後に印刷するときは『ワード』で。これは手軽な選択肢のひとつです。

ワードでは、文章中の小見出しに「見出し」を設定しておくと、文章中に飛び飛びで出てくる見出しを一括して書体変更することができます。

ところが、わたしの理解するところによれば、見出しを設定するのは個別に選択すればいいっぽい。いや、あの、見出しが100か所もあるから、それを選択するのを一括で行いたいのです...と困ったのでした。

 ■テキストからワードへ

テキスト文中の見出しは、大見出しを「■」ふたつ、小見出しを「・」で統一してあります。図版は「▽」につづけてファイル名を書き、その次の行に図版の説明を書いています。

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こういったテキストの処理方法は、文章を書いたり、編集をしたりする仕事、つまりライターや編集者の間では、ある程度共通で使われています。そこで、このテキストをワードで読み込んで簡易に印刷できるようにしようというのが、『txt2htmlforword』です。

ファイルまたはフォルダをドラッグして実行すると、おなじフォルダに整形ずみのhtmlファイルを生成します。そのhtmlファイルをワードで読み込めば、見出しは設定できているので、縦書き印刷などを容易に行える、というわけです。

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■ワンポイント

txt2htmlforwordの見出しと小見出しには、任意の文字列を設定可能です。目次を自動生成する機能もつけました。

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txt2htmlforwordは、Windows用のツールです。

txt2htmlforword

(美崎薫)