ハードドライブの容量不足で見たい動画がダウンロードできなかったり、ゲームがインストールできなかったりしたことはありませんか? 容量を増やすためにデータを消去しようにも、どのファイルを削除すればいいのかが、よくわからないことも...。そこで米Lifehackerでは、オススメのハードドライブ容量分析ツールについてアンケートを実施。こちらでは、米Lifehacker読者の間で評判の高かったツールを5つ、ご紹介しましょう。
SpacesSniffer (Win・無償)
『SpaceSniffer』は、無料のWindows向けポータブルユーティリティ。ハードドライブをこのツールでスキャンするだけで、どの部分が一番容量をとっているかが、ツリー状に表示されます。ブロック部分をクリックすると、フォルダの中身を分解することも可能。また、特定のファイル形式をフィルタしたり、あとで見るためにファイルにタグやラベルをつけたり、ファイル形式や更新日などで検索することもできます。
SpaceMonger (Win・無償)
『SpaceMonger』も、Windows向けのディスクマネジメントユーティリティ。ツリーマップで、「もっとも容量を使用しているファイルがどこにあるのか?」がわかります。ちなみに、このユーティリティは数年来更新されておらず、64ビッド版には対応していませんが、32ビッド版であれば便利に使えます。中でも秀逸なのは、データをツリーマップ化するだけでなく、ユーティリティ内でデータを移動・コピー・削除することが可能な点です。
TreeSize (Win・無償版と有償版あり)
『TreeSize』は、強力なデータ分析ツール。無償版の『TreeSize Free』では、最も容量をとっているフォルダを並べ、ハードドライブをディレクトリベースで表示します。また、ディレクトリ一覧にあるフォルダを展開し、コンテンツを見ることも可能です。さらに、有償版の『TreeSize Professional』や『TreeSize Personal』では、ハードディスクをツリーマップ化する機能があるほか、レイアウトのエクスポート機能やファイル形式、更新日などに基づく統計データ表示機能、コマンドラインによるスキャン機能なども搭載されています。ちなみに、『TreeSize Personal』は1ユーザライセンスあたり24.95米ドル、『TreeSize Professional』は1ユーザライセンスあたり52.95米ドルです。
DaisyDisk (Mac・有償)
『DaisyDisk』は、トップ5のユーティリティの中で唯一、Macに対応。他のユーティリティ同様、ハードドライブをスキャンし、最も容量をとっている順に、表示する仕組みです。定番のツリーマップではなく、扇形に表示されるのが特徴。同様のファイルやフォルダをグループ化し、ドライブ上でどのように整理されているかがわかります。また、不要なファイルを消去したり、複数のディスクやドライブを同時に分析することも可能です。定価は19.99米ドルですが、Mac App Storeからであれば、850円で購入できます。
WinDirStat (Win・無償)
『WinDirStat』は、無料の軽量ユーティリティ。起動させると、使用容量別に整理されたフォルダが表示される「ディレクトリビュー」、選択したフォルダをさらに展開できる「拡張リスト」、ドライブの中身が色分けされ、ブロックをクリックすることでさらにコンテンツを分解できる「グラフィックビュー」の3つで、ハードドライブの中身を表示します。
米Lifehacker読者を対象に、この5つの中でベストなユーティリティについてアンケートしたところ、『WinDirStat』が圧倒的に人気のようです。
皆さんはどのツールがオススメですか? コメント欄で、是非ご意見をお聞かせください。
Alan Henry(原文/訳:松岡由希子)