社会人になると、勉強する時間がなかなか取れないもの。以前「スキマ時間」についてのまとめ記事を書きましたが、はてなブックマークが1000を超えた所からも、そう思っている人が多いと言えそうです。
実際、英単語を学ぶiPhoneアプリはたくさんリリースされています。以前ライフハッカーで取り上げたpodotree社の『Super 英単語 30000』は、当時115円で3万語も収録しており、コストパフォーマンスの良いアプリです(現在は700円のところ250円でセール中)。
しかし、英単語学習にはもう一つの壁があります。それは「リスニング力」です。
英語学習法を紹介しているブログ「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」には、「英語耳」に慣れることで発音を覚える方法が紹介されています。このブログによれば、耳で英語に慣れていくことが上達の近道なのです。
ところが、スマホアプリだと遊びの要素が強かったり、価格が高かったりと、なかなかリスニングに特化していてかつ安い価格で勉強できるアプリが無かったりします。
そこで、今回は『PLAY英単語TOEIC頻出1000』というiPhoneアプリをご紹介。特に「私は純粋にリスニングだけ勉強したい」という方にぴったりなアプリです。詳細は以下より。
一つのCDにつき20語が収録されており、単語&意味→例文の順で聞くことができます。
上の図の左が単語と意味、右の図が例文の画面です。デフォルトでは単語・意味・例文がそれぞれ1回ずつ再生されるように設定されています。リピート回数はオプションで指定することが可能です。
この画面で、英単語・意味・例文・カード全体それぞれの反復回数を設定できます。例えば単語の聞き取り力を強化したい場合は英単語の回数を増やせば、単語のリスニングを重点的に聴くことができます。
LIST画面でヘッドホンのボタンをタップすると、その単語をLISTから外すことができます(もう一度タップすれば再び加えることが可能)。単語帳の画面でヘッドホンをタップしても、単語の出し入れが可能です。
また、1.で触れたリピート回数も変えて、自分オリジナルの単語帳をつくることができます。まさにリング式単語帳を彷彿とさせるLISTです。
このLISTの特徴は、品詞がバラバラに並んでいる点にあります。学生時代に品詞ごとに並んだ単語帳を使っていて、品詞ごとに覚えていってもなかなか語彙が増えないと感じた人も多いのでは? 実際の会話や文章では、品詞ごとではなく文節ごとに理解しますから、覚えるときもそれと同じように耳に入れたほうがスムーズに覚えられると思います。
テストの出題形式は4者択一。英語で聞き取り、それに該当する選択肢を選びます。
問題に正解すると、上の画面のようになります。1セット20問になっていて、全部の解答が終わるとその日の成績が円グラフで表示されます。
また、4つの選択肢のうち、正答以外の3つは、ほかのDAYに入っている単語です。選択肢に表示されるすべての意味を答えられるようになれば、より語彙が増えると思います。
1つのWEEKが終わると、その週のテストが受けられるようになります。このテストも4者択一になっています。日ごと・週ごとのテストが一貫して同じ形式になっていて非常にシンプルです。

このクイズで、その週の達成度がわかります。できなかった所をひとつひとつ着実につぶしていきましょう。成績などをTwitterで共有することもできるので、友達と競争したり自分の学習状況を記録することでモチベーションを高められます。
単語・意味・例文のリピートが可能なだけでなく、リピート回数も自在に変更可能な所がこのアプリの長所であると思います。またロック画面状態でもリスニングができる点も良いですね。これなら、ぎゅうぎゅうの満員電車の中でも例文を繰り返しリピートして勉強できます。
PLAY英単語TOEIC頻出1000は通常500円(期間限定で170円)。リスニングアプリとしては安い部類に入ると思います。リスニングだけに特化したシンプルなアプリを探している方は、ぜひこのアプリを試してみてはいかがでしょうか?
なお、本日24日12時から9月6日12時までの間にこのアプリで勉強してその結果をtweetすれば、1000円もしくは3000円分のオンラインギフトカードが当たるかも。詳しい情報はこちらです→http://podotree.jp/campaign/
(安齋慎平)