Photo by MichaelHenry.ライフハッカー編集部様
自分のラップトップPCが火が出そうなくらい熱いと感じます。これはよくあることだそうですが、どの程度までになるとオーバーヒートするのでしょうか? また、そのための対処法について教えてください。
Scorched Laptop User(焦げちゃいそうなラップトップユーザ)より
Scorched Laptop Userさんへ
最近は冷却技術が発達してきたとはいえ、コンピュータ、特にラップトップPCは熱くなりやすいです。コンピュータがオーバーヒートするおそれがあるかどうかについては、触っただけではよくわかりません。
では、これをどのように判断すればいいのか、オーバーヒートを避ける方法とともにお答えしましょう。
■オーバーヒートしているかどうかを判断する方法コンピュータに異常はありませんか? オーバーヒートするときは、勝手にシャットダウンするとか、内部のファンが「ブルルルル!!」などと異常な音を発するといった兆候があるものです。
また、部屋の温度が高すぎると危険かもしれません。コンピュータも人間と同じように、エアコンの効いた部屋のほうがベター。摂氏10~35℃が理想の室温です。
コンピュータにとって望ましい動作温度には、限度があります。IntelとAMDが公表しているCPUの上限温度は100℃。内部温度を調べることが、コンピュータが熱くなりすぎていないかチェックする確実な方法です。
コンピュータの温度を調べるアプリは、いくつかあります。『GKrellM』は、Windows/Mac/Linux対応のクロスプラットフォームなアプリ。システムトレイに常駐する『SpeedFan』や『Real Temp』もオススメです。
■オーバーヒートを防止する方法
まず、室温が高すぎないかを確認しましょう。人間が「暑いなぁ...」と感じない程度なら、おそらくコンピュータにとっても問題ない温度だと考えられます。
コンピュータのファンを静めるには、クールダウンさせてあげることがポイント。とくに、ラップトップにはケアすべきことがたくさんあります(詳しくは、ライフハッカーアーカイブ記事「夏場のノートPCの体温を下げる6つの方法」でどうぞ)。また、省エネモードにするなど、電源設定を調整するのも一法です。
コンピュータがオーバーヒートしている場合、もしくは、暑い場所から涼しい場所へコンピュータを移動させる場合は、コンピュータを十分クールダウンさせ、問題を修正してから使うようにしてください。
お役に立てれば、幸いです。
ライフハッカーより、愛を込めて。
追伸 節電が求められる2011年の日本の夏。もちろん過度な電力消費は控えるべきですが、ヒトもコンピュータも暑さを我慢しすぎるのは禁物です。
パソコンをオーバーヒートさせないコツとしては、ライフハッカーアーカイブ記事「パソコンをオーバーヒートさせないためにできること」で詳しくご紹介していますので、コンピュータの温度にも気を配り、必要なケアをきちんとしておきましょう。
Melanie Pinola(原文/訳:松岡由希子)