30度を超える真夏日が続き、連日テレビでは熱中症への注意喚起が目立ちます。熱中症対策には皆さんもご存知だと思いますが、体温調整と水分補給の2つが最も重要と言われています。体温調整については前回のコラム「だくだくの汗がパッと引く! 体温をセルフコントロールする4つの方法」でご紹介しましたので、今回はもう一つの対策、水分補給についてご紹介します。
「のどが渇いた」と思ってから水分を摂取するのではすでに遅く、その時点では脱水が始まっているとよく言われますね。私自身、仕事に集中するあまりついつい飲み忘れ、気づけば食事時以外で水分補給ができていない...という事が多々あります。
体調を崩している時は、体内熱が放熱するのに必要な量の水分が無くなり、熱中症の初期症状、俗にいう夏バテに幾度も悩まされました。そこで昨年からは、水分補給を意識して行えるよう、あるルールを作りました。
■水分補給のルーティーン化携帯電話のアラームを活用して、水分摂取のアラートを出す、たったこれだけです。しかし、これが意外と効果的で、これまで難しく感じていた「こまめな水分補給」が、強く意識せずとも出来るようになってきました。私は以下の時間にセットして、1回につき250ml程度の水分を摂っています。
- 起床時
- 出社時
- 10時
- 15時
- 17時
1日の水分摂取量の目安は2.5L前後で(1日に排出する水分量が概ね2.5Lのため)、食物から補給する量が1L弱ですから、1.5L程度を補給するのが望ましいです。
毎食毎にもなにがしかのドリンクの摂取をしっかりと行い、不足分を補います。その他、入浴前後や就寝前も必ず水分補給をしています。一度のがぶ飲みは、汗で大切なミネラルが失われる恐れがあるので、効果的ではありません。やはり面倒でも「こまめな水分補給」が大切です。
次に、私が夏バテ防止のために作り置きし、愛飲している「手抜きレモネード」の作り方をご紹介しますので、水や麦茶に飽きた方やスポーツドリンクのカロリーが恐い方は、是非お試し下さい。
■境流・手抜きレモネードの作り方- 2Lの密閉できるドリンク容器(空のペットボトルでもOK!)
- 水:2L弱(目検討でOK!)
- はちみつ:大さじ4(ジャムでもOK!)
- 濃縮レモン汁:大さじ4(フルーツ酢でもOK!)
- 塩:小さじ1/2
全てを容器に入れてシェイクするだけです。私は1日1本のペースで飲んでいます。冷蔵庫で保存すれば、1週間は美味しく頂けますから、作り置きしても大丈夫です。熱中症予防に必要な塩分も摂れますし、はちみつやビタミンCは美容にも効果的です。
今年は今まで以上に、真剣に水分補給を意識して、健康に夏を乗り切りたいですね!
(境貴子)