「あ! やられた!!」
僕の手の中にあった携帯電話を、ひょいっとつかんで脱兎のごとく駆け出した12~13歳くらいの子供。その先にはバイクに乗った仲間が待っている。
とっさに「どろぼう!!!」と叫んで追いかけましたが、時すでに遅し。バイクに二人乗りして、すぐに見えなくなってしまいました...。
こんばんは、編集委員の早川大地です。先日初めて海外で盗難に遭ってしまいました。ということで、自身の体験談を踏まえて、海外で盗難にあったらどうするの? というライフハックです。
とっさのことで、僕も駆け出して追いかけてしまったのですが、後から思えば、ひょっとしたらナイフや武器を持っているかもしれません。土地勘もない場所ですから、相手のほうが絶対的に有利です。なので、深追いは禁物。
引ったくり程度ならまだ良いですが、強盗みたいなパターンもありえるわけですし、命あってのものですからね。
後述の保険などでも必要になってくるので、盗難届けはすぐに現地の警察に出しましょう。
警察の対応は場所によってまちまちですが、大事なのは「いつ」、「どこで」、「どのように」盗られたかを説明して、警察のサイン入りの書類を作ってもらい、それを受け取ることです。この書類がすべてにおいて必要になります。
また、海外の公務員になにかをしてもらう場合、スムーズに進むケースは少ないです(笑)
管轄の問題などで「たらいまわし」になることもあります。時間としては半日、場所によっては一日以上見たほうがいいでしょう。旅行日程に余裕がない場合も多いでしょうから、そういう意味でも即やってしまったほうがいいです。
田舎にいた場合などは首都や大都市へ行かなくてはならず、非常に面倒です。ただ、その場合の交通費、旅費などは、保険の対象になります。
クレジットカードや海外旅行保険など、自分がどの保険に入っているかは、常に意識して整理しておきましょう。
自分の反省もこめて。。。
僕の場合、「クレジットカードの保険があるから大丈夫だー」とずっと思い込んでいたのですが、ちょうど先々月ごろ余分だったクレジットカードを解約して、一枚にまとめていたんです。
でも、それが学生時代に作ったカードだったため、なんと海外旅行保険が帯付されていなかったのです。それを知ったときは衝撃でした。ああ、大怪我とかしなくて良かった。。。
結局、携帯電話は電話会社の保障パックに入っていたため、安く買いなおすことができました。僕は、ひったくり&携帯電話盗難だけだったので、それほど大きな痛手ではありませんでしたが、これで大怪我でもしてたらと思うとぞっとします。
20数カ国を旅して、今まで一度も盗難等の被害にあったことがなかったものですから、油断していたのだと思います。
どんなに油断していないつもりでも、いつどんな犯罪や事故に巻き込まれるかは、まったく予想がつかないものです。みなさんも最大限の注意かつ、入っている保険もチェックしてくださいね!
(ライフハッカー[日本版]編集委員・早川大地)