大抵のことは「気合いで何とかなる」と思っている人もいますが、何かを意思表示したい場合、行動をそれっぽくすると、気持ちの方も実際に変わるのだとか。例えば、もっと力強くありたいと思っているなら、真っ直ぐビシッと立った方がいいそうです。
Photo by Daquella manera.心と体は密接に関わっており、身体的な運動で脳の生産性は上がります。最近の研究では、スポーツとはちょっと違いますが、いわゆる「仁王立ち」のような力強いポーズは、テストステロン(男性ホルモン)を増やし、コルチゾール(ストレスホルモン)を減少させ、被験者をより強気にさせることがわかりました。David Brooks氏はこの結果について、New York Timesで「つまり、行動を変えると気持ちが変わるのだ」と書いています。
この研究で興味深いのは、女性よりも男性の方がこの「仁王立ち」ポーズをとりやすかったこと。果たして男性だからこのポースがとりやすいのか、それとも、このポーズを取るから男性ホルモンが多いのか、ニワトリが先か卵が先かのように、はっきりとはしていません。また、Brooks氏のオススメは以下です。
精神力を高めたいのなら、広い場所を取りましょう。一番良い方法という訳ではありませんが、ハンバーガーショップに行った時などに使える手です。腕を広げて脚も開いた状態で座ると、気持ちが大きくなります。
気持ちを上げたい時や気分を変えたい時は、まずは体でそれを表してみるいいようです。気合いを入れたい時には、まずは仁王立ちから始めてください。ただし、偉そうに見られて勘違いされないように、くれぐれも時と場合を考えて行いましょう。
Matter Over Mind | The New York Times
Melanie Pinola(原文/訳:的野裕子)