計画を立てるのは結構楽しいものですよね。目標までのステップが見えると、簡単に目標を達成できそうな気がします。計画を立てて目標までの大まかなステップを見えるようにするのは、目標を達成するのに間違いなく有効です。そして人生と同じように、計画に不確定要素の入る余地を持っておくこともまた、とても大切なことなのです。
この先何が起こるかなんて、誰にも分からないものです。生産性向上系アイデアブログ「The 99 Percent」では、不確定要素を無くしてしまうと計画がうまくいかなくなると言っています。
当初立てた目標のまま、最後まで計画を実行しようとすると、プロジェクトは大抵失敗します。曖昧な期間があることの居心地の悪さに耐えられず(それはとても必要なものなのですが)、最初からプロジェクトの目標を限定して設定することで、創造性も限定されてしまうという罠に陥るのです。
おもしろいことに、これは運の良い人と運の悪い人の違いにも似ているそうで、自分の目標を他の人にオープンにしている人の方が運が良くなるのと同じことのようです。
では、余裕のないギチギチの計画を立てないようにするには、どうすればいいでしょうか? The 99 Percentでは、目標は細かく限定しすぎず、道しるべ的に利用した方がいいと言っています。目標というのは、何かひらめいた時に新しいものを追求できるようにしておいた方が、ただ最初に決められた道を真っ直ぐ進むだけより、はるかに楽になります。目標はきっちりと決めすぎない方が、最終的に良い結果が生まれると分かるでしょう。
The Power of Uncertainty | The 99 Percent
Adam Dachis(原文/訳:的野裕子)