転勤や引越しする時など、急に古い家具やパソコン、家財道具を処分するのに迫られることがあります。実際に使っていたものだと、壊れたりまったく使えないわけでなくても、どれくらいの値段で売れるものなのか想像しづらいものです。
別に高く売り飛ばそうと思ってはいないけど、まだまだ十分使える物に余りにも低い金額を設定するのももったいないし...と、適当な金額を付けてオンラインで出品したら、買い手からさらに低い金額を提示された...。こんな時あなたならどうしますか?
「Blogging Away Debt」に載っていた、Beksさんの体験談によると、答えは「適正価格で売れるまで待つ」というものでした。Beksさんは、アメリカの巨大コミュニティサイト「Craiglist」に自分のベッドを売りに出した時、大事なのはお買得感ではなくタイミングだと学んだそうです。
Craigslistにベッドを50ドルで出品した最初の週に、ベッドに興味があるという人が一人だけいました。その人は実際にベッドを見てもいないのに、25ドルにしてくれないかと言ってきたのです。私がその要求を飲んでベッドを値下げしたと分かった時、私は夫に怒られました。
ベッドが売れそうなのになぜ怒るのだろう? 私は困惑しながらガレージに行って、もう一度自分が売ろうとしているベッドをよく見ました。これは本当にたった25ドルの価値しかないのだろうか?
このまま引き下がりたくなかったので、まったく同じベッドの写真と説明文でもう一度Craigslistに出品し、今度は130ドルの値段を付けました。すると2時間後に、11人から買いたいと申し出があり、結局地元の大学生に130ドルでベッドが売れたのです。
このように、何かを売る時というのはタイミングが非常に大事です。例え、売り始めた最初の週にまったく売れなかったとしても、次の週も売れないというわけではありません。多少安くても、すぐにでも買ってくれそうな買い手がいる時に、その申し出を断るのはかなり強い意志が必要です。しかし大抵の場合、待っていればもっと良い買い手が現れるものです。
それでももし売れそうになかったら、Beksさんのように金額設定を変えてみてください。安くするという意味ではありません。それでは品物自体が良くない物に思われる可能性があります。あえて強気な金額にして欲張る必要はありませんが、自分が本当に売ってもいいと思える適正価格を付けましょう。
上手に物を売るコツは、タイミングと自分が納得できる価格設定にあるようですね。
The Craigslist Lesson... [Blogging Debt Away via The Consumerist]
Adam Dachis(原文/訳:的野裕子)