年が明けてからそれほど時間はたっていませんが、今年の抱負を決めた人は、すでに「達成できるのだろうか...」と不安に感じているのでは? そこで、今年の抱負リストをもう一度見直し、月イチの術で、ちゃんと年間を通して達成できるようにしましょう!
年間の抱負を守るのはなかなか大変なことです。年末に自分が好きでなかった習慣を思って「来年こそ変えるぞ!」と決心して書き出しても、一気に達成しようとしては、なかなかうまくいきません。
そこで、より現実的に、計画的に今年の抱負を達成する方法をお教えします。
■今年の抱負のリストを作ったら、二度確認する

今年の抱負のリストを出し、もう一度内容を確認。そして、ちゃんと達成できるように書き換えましょう(こちらの英文記事もよろしければ参照してみてください)。
もし、次の質問に答えられなかったら、その抱負は、リストから削除しましょう。
「健康になる」なんていう抱負は全然ダメです。人によって、健康になる方法は違います。抱負の内容は、論文のテーマのように具体的なものでないといけません。「健康になる」ではなく、「10月の10キロチャリティーマラソンに参加できるように、ランナーとしてのトレーニングを積む」といった、具体的な抱負にしましょう。
その抱負を立てて次にする行動は? これが思いつかないと達成は難しいです。
上限がなく、さらに上を目指せるような内容だと、大きな変化を作り出すのに役立ちます。例えば、毎日1マイル歩き、10ポンド減量するといった抱負だと、目指すゴールがあるので、歩くことをやめないでしょう。
両親は、悪い友達と遊ぶのは嫌がるでしょう? 今年の抱負も同じです。良い習慣は、一緒にそれをサポートしてくれる人がいると、身に付きやすいです。
走り続けて、8ヶ月後にマラソンに参加するのは現実的ですが、次の月にトライアスロンに参加するのは無理でしょう。目標を高くしすぎないのも大切です。
■年間を通して、新しい習慣づけをできるようする

何かを習慣づけるには3週間かかると言われているので、今回はカレンダーで考えやすい、4週間=1ヶ月で習慣づける方法にして、毎月少しずつ抱負を達成するようにしましょう。
パソコンを開いて行間を入れながら、1月〜12月と書きます。そして、今年の抱負のリストを見てみましょう。12個以上目標があったら、この記事の最初の段の「今年の抱負を見直す」をもう一度読んで考え直し、12個以下にまとめましょう。12個以下になったら、それぞれを各月に入力します。
一番簡単そうな抱負をリストの中から見つけましょう(例えば、1日8杯の水を飲むなど)。そして、それを1月に習慣づけましょう。心理学によると、簡単なことでも成功すると自信がつき、やる気が出て他の抱負を達成しやすくなるそうなので、その手法をとりいれます。
抱負と季節との関連も考えてみましょう。例えば「ピアノを弾き始める」なら、いつでも始められます。しかし、運動は達成した時の状況にも関係します。運動して体がひきしまった効果を実感できるのは、薄着になったり、プールに行ったりする季節である「夏」。よって、夏前に運動系の抱負をもってくるようにしましょう。もし、どの抱負も季節に関係なさそうなら、簡単なもの、難しいもの、簡単なものといった風に順序立てて、やる気が続くように並べましょう。
抱負の内容を続けられているか、どんな方法でもいいので、記録しましょう。やり方は、達成できた日にマーカーで色をつける、といった簡単な方法でもOKですし、ウェブや携帯のツールを使っても良いと思います。記録することの良い点は、自分がどれだけできているのか、ひと目で分かることです。
運動系なら、体重マネージメントツールや、エクササイズの記録ツール、携帯のフィットネス関係のアプリなどの記事をチェックしてみてください。運動以外であれば、こちらの目標達成のための記録ツールに関する記事(すべて英文記事)を読んでみてください。
どんな方法で記録するにしても、重要なのは記録を続けることなので、難しい方法にしないように!
毎月、今年の抱負がどれだけ達成できているか、確認する時間をとりましょう。給与の削減などの憂き目にあって、10月にやろうと思っていた飛行機のレッスンを受ける、などの抱負が現実的に無理かもしれません。ランニングを始めたらハマってしまって、他の運動をする時間がなくなったので、来月の運動の目標は変えた方がいいかも...と思うかもしれません。変更することは決して失敗ではありません。それは現実的な、必要な選択です。
合理的な内容と、しっかりした計画があれば、今年の抱負はあきらめずに達成できるはず。ゴールはたくさん始めることではなく、よりよい自分になることだということをお忘れなく!
Jason Fitzpatrick (原文/訳:阿久津美穂)