仕事に追われる日々、「こんなんじゃ、まだまだダメ」、「もっと頑張らなくちゃ」と自分にカツを入れるばかりで、自分のカラダやココロが発している「お疲れサイン」をつい見逃してはいませんか?
心理学者のSherrie Bourg Carter博士は、心理学系ブログメディア「Psychology Today」において、上昇志向でバリバリと仕事をこなす「ハイオクな女性」について述べています。彼女たちは人一倍仕事熱心で、モチベーションも高く、仕事時間も長い傾向にあるとか。しかし、その分、燃え尽き症候群に陥りがちだそうです。
Carter博士は、燃え尽き症候群が疑われる兆候として、以下の点を挙げています。
・ 肩こり
・ 胃痛
・ 睡眠障害
・ 頻繁な頭痛
・ 慢性疲労
・ 楽しかったことが楽しくなくなる
・ 過剰に不安を感じる
・ 集中しにくい
・ 悲観的になる
・ 希望が感じられない
・ 欲求不満
・ 怒り
・ 食事を摂らない
・ 生産性が下がる
・ 長時間働いているのに、成果が上がらない
・ 独りで食事する
・ 劣ったチームプレイヤーになる
これらに該当する場合、ストレスの原因を素直に評価し、これを軽減する方法を考えることが望ましいとか。放置したまま、何も変化させなければ、状況は悪化するばかりです。
またCarter博士は、金曜日に早めに仕事を切り上げ、仕事から解放されたリラックスした週末を過ごしてみることを勧めています。月曜日になっても同じ状況ならば、燃え尽き症候群に陥っている可能性があり、生活を大幅に変える必要があるそうです。
このテーマについては、Carter博士著『High Octane Women: How Superachievers Can Avoid Burnout』(英書)で詳しく述べられています。また、ウェブサイト「High-Achieving Women」(英文)でも、燃え尽き症候群から自分を守るコツなどが紹介されています。ご関心のある方は、チェックしてみてくださいね。
Running on Empty? [Psychology Today]
Adam Dachis (原文/訳:松岡由希子)