iOS 11が登場してすぐ、アップデートは待ったほうがいいという記事を出しました。あれから2週間がたちましたが、PhoneArenaの調査結果を見ると、やはりまだiPhone 7以前の機種にはiOS 11を入れないほうがよさそうです。

旧機種は動作が途切れる

テックブログPhoneArenaは、いくつかの不満が寄せられたのをきっかけに、読者を対象とした調査に踏み切りました。iOS 11のインストールにより、iPhoneの動作が遅くなったり途切れたりしないかを聞いたところ、かなり多くの人がYesと答えたのです。

3304人の回答者中、「頻繁に途切れる」と答えた人は31.34%(1029人)「少し途切れることが増えた」と答えた人は24.85%(821人)でした。これに対し、安定していると答えたのはわずか22.85%(755人)で、残りの21.6%はAndroidユーザーでした。

PhoneArenaは検証の手段を持ち合わせていないので、この数字を鵜呑みにするのは危険です。それでも、結果は明確といえるでしょう。半数以上の人にとって、iOS11は旧機種に問題をもたらしているのです。

iOS 11.1はどうなの?

PhoneArenaの調査には、iOSの最新バージョンは考慮されていません。Appleは先日iOS 11.1をリリースしましたが、旧機種のパフォーマンスに認識できるほどの改善(バッテリーが長く持つなど)が見られるという報告もあります。

ZDNetによると、iOS 11.1は、iOS 11よりも遅れやコマ落ちが大幅に減ったそうです。それでも同サイトは、iOS 11.1をインストールすべきは、すでにiOS 11をインストールしている場合に限るとも述べています。そうでなければ、パフォーマンスはやはり低下するということです。Forbesはさらに、iOS 11.1は全体的な問題が減ってこそいるものの「キーボード」「動作の途切れ」「画面の調光」にはまだ問題があるそうです。

ですから、iPhoneの旧機種をまだ使うのであれば、アップデートはしないほうがよさそうです。パフォーマンスを下げたくなければ、Appleからアップデートを促されても、無視し続けてください。


Image: Vasin Lee/Shutterstock.com

Source: PhoneArena, ZDNet, Forbes

Jacob Kleinman - Lifehacker US[原文