家電製品やAV機器など、大きめの買い物をするとき、店員さんに延長保証サービスを勧められることはありませんか? 「転ばぬ先の杖」ということで、「一応、入っておいたほうがいいのかな?」と心動かされることもありますが、このサービスは利用しなくても事足りるようです。1. 製品が壊れる確率は低い

突然テレビが火を噴いたとか、ハードドライブが壊れて保存していた家族写真がダメになったなど、アンラッキーな出来事はヒトの記憶に残りやすいものですが、実際、このような事態が発生するのはごく一部。大部分の製品はきちんと動き、壊れる確率は数パーセントだそう。

2. 店の返品条件を考慮する

米国のほとんどの店舗では、30日間の返品期間を設けています。このほか、消費者にとってさらに有利な返品条件を提示しているチェーン店(英文)もあります。日本のアマゾンドットコムでも、購入後30日以内であれば返品を受け付けてくれます。小売店によって、返品期間や条件は異なりますので、まずは購入時に確認しましょう。

3. クレジットカードの「ショッピング保険」を利用する

多くのクレジットカードには、カードで購入した商品に破損があった場合、補償してくれる「ショッピング保険」が付いています。補償額や補償期間、適用範囲はそれぞれ異なるので、複数のクレジットカードを保有している場合は、最も条件のよいクレジットカードで支払うといいかも。ちなみに米国では、アメリカンエキスプレス(American Express)Visaカード(ともに英文)は、メーカー保証に加えて、さらに1年間(通算すると購入後2年間)保証してくれます。日本の主なクレジットカードのショッピング保険については、こちらのページをどうぞ。

無償保証期間経過後に修理が必要となる場合でも、有償の保証サービスに入会するより、修理代を貯金しておく方がお得とか...。店員さんに勧められるがまま、なんとなく有償サービスにお金を支払ってしまうのではなく、ちょっとシビアに判断したほうがよさそうですね。

Jason Fitzpatrick(原文/訳:松岡由希子)