米マイクロソフトが企業向けの統合型クラウドサービス「Office 365」を発表しました。

Officeソフトのオンラインサービス「Office Web Apps」、コラボレーションサービス「SharePoint Online」、メール/カレンダーサービス「Exchange Online」、ユニファイドコミュニケーション「Lync Online」を一体化し、オンラインサービスとして提供。同社のOffice部門担当プレジデントを務めるカート デルベーネ (Kurt DelBene)氏は、「私たちが知るあらゆる生産性向上を目的とした製品の中で、最高のソリューション」と、デキに自信を見せています。

 小企業向け、企業向け、教育機関向けの3つのエディションを用意し、さまざまな規模の組織が利用しやすいように配慮しています。主要なブラウザー、スマートフォン、デスクトップアプリケーションにほとんど対応しているため、デバイスや場所を問わずに、シンプルでセキュアなコラボレーション作業が可能になるそうです。例えば、従業員が25人未満の小規模事業者が利用する場合は、Office Web Apps、Exchange Online、SharePoint Online、Lync Online、そして外部のWebサイトを15分で立ち上げ、掛かるコストはユーザー1人当たり月6ドルもしくは月5.25ユーロだとか。

日本を含む13カ国および地域で限定的にベータテストが始まっています。正式リリースは2011年、40カ国で販売を開始する予定です。ベータプログラムの登録は公式ホームページからどうぞ。

[Microsoft Announces Office 365]

Adam Pash(原文/訳:kiki)