誹風柳多留の川柳にも言うように、親御さんはいつまでもあると思ってはいけないもの筆頭格。そこでiPadを使って親孝行しようと考えている方に...というコンセプトのiPadアプリが、こちらの『KoukouTV』です。

iPadは持っているものの、あまり操作や設定は詳しくないという親御さんのために、iPadで設定するのは「アプリをインストールするだけ」。iPadで見る写真の設定は、すべてネット経由のPCで、ブラウザから行えます。

つまり、「AppleアカウントとパスワードでApp Storeからアプリをダウンロードする」という点だけなんとかクリアしてもらえれば、写真を贈る側の手元にiPadが無くても、iPadをデジタルフォトフレーム化できる、というわけです。

以下にてその手順をご紹介します。

 

もしかしたら、最大の難関かも知れませんが、iPadにアプリ『koukouTV』をインストールします。11月30日までの期間限定で、無料でダウンロードできます。

無事、ダウンロード出来たら、iPad側で行うことはただ1つ。アイコンを押すだけ。

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アイコンを押すと、端末IDなる番号が表示されます。この番号さえ分かれば、以降の設定はすべてブラウザで行えます。実家の親御さんの手元にiPadがあるならば、なんとかここまで行ってもらい、端末IDを聞き出します。

次はブラウザでkoukouTVの設定画面を開きましょう。

101025koukoutv01.JPG

iPadを選択すると、

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端末IDの入力欄がでてきます。ここに、iPadで表示された10桁のIDを入れます。

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続いて、iPadで表示する写真を保存したWebアルバムサービスを選択します。現時点では

  • Flickr
  • Picasa
  • PhotoShare
  • フォト蔵
  • Facebook
  • TwitPic
  • Plixi

の7種類。今回はGoogleアカウントを使って、Picasaを選択してみました。アカウント入力が終わると、保存されているアルバムが表示され、どの写真をiPadで閲覧できるようにするか、選択できます。ただし、選択できるのは1つのアルバム。選択が終わったら、画面一番下の「設定」を押します。

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ブラウザでの設定が終わったら、あとはiPadの『koukouTV』を再度起動するだけで、先ほど指定したアルバムのスライドショーが始まります。表示順はランダムのようです。iPad側ではアプリ起動以外の操作は必要ありません

「別のアルバムの写真を見せたい!」「Picasaの容量が一杯になったので、iPadで見せる写真をFlickrにアップしたものに切り替えたい」という場合も、ブラウザの設定画面でアルバムを選択肢直したり、PicasaからFilckrに選択し直したりするだけで、変更が可能です。やはり、iPad側ではなにもしなくてOKです。

ちなみに、iPad側からアルバムを選択するなどの設定も、画面右上の「メニュー」から可能ですので、遠隔地のiPadだけでなく、手元のiPadをデジタルフォトフレームするのにもちょうどいいアプリです。11月末まで、通常価格350円が無料でダウンロードできます。

koukouTV

(常山剛)