ライフハッカーでは、これまでも生産性向上のためのツールや、アプリを数々紹介してきました。読者さんの間では「生産性向上のための新しい方法ばかりを探していて、実際、どうやって生産性向上を実現するのだろう?」という、素朴な疑問があるかもしれませんね。そこで、米Lifehackerの生みの親であるGinaが、この疑問に答えてくれました。
米誌「Fast Company」の以下の動画では「多くの時間を新しい生産性向上術の習得に充てていて、実際、どうやって仕事をスムーズにできるのですか?」というBill Clarkさんからの質問に対して、Ginaと、生産性向上のバイブル『Getting Things Done(邦題・はじめてのGTD ストレスフリーの整理術)』の著者David Allen氏が答えています。
Ginaは、自身の経験を踏まえ、まずは「RescueTime」を使って、自分のブラウジング履歴を可視化することを勧めています。どのサイトでどれだけの時間を使っているかが客観的にわかれば、PCに向かってはいるけど、なんだか仕事がはかどらない原因が解明できます。
また、常に最新の技術を取り入れる必要はありません。Gina曰く、「完璧な生産性向上ツールはない」とか。一長一短あるツールの中から、自分に合ったものを選び、しばらく使い続けてみることが、生産性向上には望ましいそうです。
ツールは、あくまでも生産性向上のための「手段」。次々とリリースされる、生産性向上ツールについ目移りしがちな方は、いま使っているツールやアプリを「棚卸し」し、自分にとって生産性向上に使いやすいものと、そうでないものに「仕分け」てみるのもいいかもしれませんね。
Work Smart Video: The Pitfall of Productivity Porn [Smarterware]
Gina Trapani(原文/訳:松岡由希子)