なんでも、社内の標準オフィス・ツールをMicrosoft OfficeからオープンソースのOpenOffice.orgへ移行、導入する企業や自治体が、日本でも増えつつあるそうな。

Microsoft Office」に対抗し、日本でもじわじわとシェアを上げているオープンソースの統合オフィスソフト「OpenOffice.orgオープンオフィス・オルグ)」の開発者コミュニティの主要メンバーが、オラクルから独立した新組織「The Document Foundation」の設立を9月28日に発表しました。設立趣旨に書かれている独立性を守るため、Oracle主導のプロジェクトから分岐。Oracleに対し新組織への参加と、OpenOffice.orgの商標譲渡を呼びかけていますが、現状では回答がないため、新たに「LibreOffice」という名称でオフィススイートの開発を進めていくそうです。

 報道によると、この立ち上げにはフリーソフトウェアを推進する非営利団体「Free Software Foundation(FSF)」、GNOME FoundationOpen Source Initiative(OSI)、英Canonical、米Google、米Red Hat米Novellなど多数の組織や企業が賛同を寄せています。

なかでも、Novellのディスティングイッシュト・エンジニア、マイケル・ミークス(Michael Meeks)氏は、「SunやOracleのバージョンでは何らかの理由で実現されなかった機能や性能面の多数の改良が盛り込まれる」との見解を示していて、ライフハッカー編集部では、どういう風に変わるのだろうかと不安と期待でうずうず。MS Ofice製品との互換性は?インターフェースは?パフォーマンスは?今後一体全体どうなるの??

今こそ生まれ変わるチャンス!とばかりに、こんなこといいな できたらいいな あんな夢 こんな夢 いっぱいあるけどー♪と米LHがOpenOffice.orgに関するアンケートを元記事で実施し、改善して欲しい点など読者の生の声を募集しています。よかったら、ぽちっと押して参加してくださいね。

LibreOffice』は、The Documentation Foundationの公式Webサイトベータ版を既に公開しており、無償でダウンロード可能です。Windows版、Linux版、Mac OS X版およびソースコードが配布されていますので、こちらも気になる方は是非チェックしてみてください。

OpenOffice.org forsakes Oracle, forms new foundation and fork [ZDNet]

Kevin Purdy(原文/訳:kiki)