暑いときの水分補給は大切ですが、その方法については、どうやら間違った説が広まっているようです。米lifehackerでは、水分補給に関する4つの説の間違いを指摘しています。
1:「一日グラス8杯の水を飲みましょう」結構多い量ですよね。たしかに、子供やお年寄りは水分を必要としますし、この8杯という量は、おそらく脱水症状を起こした人に施される、点滴液の量からきているのでしょう。
実際は、自分の感覚を信じて、喉が渇いたと感じたら飲み、そうでないのなら飲む必要はないそうです。8杯飲まなければと無理に飲んだら、飲料水を買うお金が無駄になるかもしれませんし、腎臓に負担をかけることにもなりかねません。
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2:カフェイン飲料は水分補給にならない18人の健康な男性にそれぞれ、水、コーヒー、カフェイン飲料、カフェイン無しのソーダ、ジュースを飲んでもらったところ、どの組み合わせでも同じように水分を摂取することができ、違いは見られなかったそうです。
普段カフェインを好む人は、摂取水分の半分をコーヒーや、栄養ドリンクで摂っていることがわかりました。なお、この実験は「普通」の人が「普通」の量の飲み物を飲んで調べたもので、アルコールは含まれていません。
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3:喉が渇いたと感じたときはもう手遅れ私たちの一日はさまざまです。一日中デスクワークを続けて汗をかかない人もいれば、激しい運動をする人もいます。夏の暑い日には、ランチに出かけるだけで汗をかくこともあれば、涼しい地方の人で、汗をかかずに夏を過ごす人もいます。よって、私たちが一日にどれだけの水分を必要とするか、の標準値は出せません。喉が渇いたと感じたときに飲むので十分です。遅すぎることはありません。
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4:外での運動にはスポーツドリンクが必須汗をかく活動後に飲むものは、水道水でいいのだそうです。ただし、1時間以上のランニングなど、激しい運動をした場合は、スポーツドリンクで、汗で失われた塩分、カリウム、マグネシウムを補う必要があるとのこと。スポーツドリンクよりも価格の安い、水で薄めたフルーツジュースでも、同じ役割を果たせます。
自分が水分を欲しているかどうかは、自分の身体に聞け、ということのようですね。
Kevin Purdy(原文/訳:山内純子)