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ゴルフにジョギング、そば打ち、ギターなどなど...。ジャンルを問わず、様々な趣味を持つことは、けして悪いことではありませんが、お金も時間も有限なもの。そこで「脱多趣味」、趣味をひとつか、ふたつに絞り込むことの効用について、採りあげてみたいと思います。

現代人はなにかと「多趣味」。しかし、道具やウェアなどなど、趣味を始めるには、それなりの「初期投資」が必要ですし、メンテナンスコストも定期的にかかります。そして、趣味の数だけ、その出費は増えていきます。

そこで、発想の転換。趣味の数をひとつか、ふたつに減らしてみましょう

 節約系ブログメディア「The Simple Dollar」では、趣味を絞り込むことで、自分の時間とお金を集中的に投下できると説いています。

たとえば、Malcolm Gladwell著『Outliers』では「あるスキルを身につけるには、1万時間の練習が必要だ」という、法則が提唱されているそうですが、この法則を趣味の世界で実践してみると、この趣味にまつわるスキルを身につけられるだけでなく、趣味をはじめるにあたって費やした、初期投資やメンテナンスコストも十分回収でき、経済的。また、その趣味に時間を費やすほど、新しい楽しみが発見でき、さらに、その世界を深められるという、メリットもあります。

そのためには、やみくもにアレコレと手を出すのではなく「これぞ!」と、思える趣味に出会えるまで、待つのも一法。「趣味がない」というときがあっても、いいのです。

いかがでしたか?

「貴重な時間とお金を何に費やすべきか?」を冷静に判断し、メリハリをつけることが、趣味を楽しむ上でもポイントのようですね。

Outliers and Frugality [The Simple Dollar]

Whitson Gordon(原文/訳: 松岡由希子)