チップ・マグレガーさんは、作家、編集者、出版者として働いた後、自分の著作権代理業者を立ち上げました。チップさんは、自分のブログの中で質問に答えながら、ライターとしてキャリアを積むのに必要な、オフィスの作り方、整理整頓の仕方などについて、堅実なアドバイスをしています。
シャンテレルさんから、次のような質問をいただきました。
「どのようにして、書くことを仕事として成立させるのですか? どうすれば、書くことを本当に仕事にできるのでしょうか? そのために、どんなことをしてきましたか?」
以下は、いくつかの項目に分かれた答えです。
- 場所を見つけましょう。書く場所を決めて、そこをオフィスにするのです。
- それを自宅兼オフィスにして、国税庁の税額控除について読んでおきましょう。
- 書く時間を作りましょう。多くの作家が、朝を書く時間にしています。毎日、ちゃんと「書く」ためだけの時間を作り、その時間はメールをチェックしたり、手紙を書いたり、人にあったりしないこと。私が書くことを仕事にし始めた頃は、毎日6時から8時が書く時間でした(それ以降は、子どもがいて難しかったので)。作家のトム・ウルフは、9時〜12時が書く時間だったそうです。とにかく、書くことだけに費やす時間を、作りましょう。
- ファイリング・システムを作りましょう(タイトルによって、アルファベット順に分けると便利です)。
- 書く仕事のための銀行口座を作り、PayPal(ペイパル)にサインアップしましょう。
- アドレス帳をセットアップしましょう。メールや電話番号を、すぐに探せるようにしておくのです。
- 毎日の計画を入れておくためだけでなく、大きなプロジェクトが入った時のために、カレンダーを作っておきましょう。これがあると、いつ何を書けばよいのか、考えられます。また、子どもの矯正歯科の予定を思い出す為にも、有効ですよ!
- 似たような活動を、1つにまとめてみましょう。手紙を一度に書いて出したり、電話を一気にかけたり、一気にメールを済ましたり。いつもやっているような、手紙書きや電話がけなどは、まとめてやったほうが、効率が良いです。
- 年間でいくら稼ぐつもりで、いくら使うつもりか、予算を立てましょう。
- 毎日、TODOリストを作りましょう。毎週、または隔週の金曜には、わざと一番下の項目からやりましょう。こうすると、やりたくなくて先延ばしにしていたことを、片付けられます。
- 名前とメールアドレスを書いた、コンタクトリストを作りましょう。
- 仕事用の電話か、仕事用の携帯電話を持ちましょう。
- ウェブサイトと名刺を作りましょう。
- 高品質の、スピードが早いインターネットに接続しましょう。
- トレーニング、人の助け、場所、ツールなどに、お金をかけましょう。
- 必要なコンピュータやソフトウエアに、お金をかけましょう。
- プリンタ(できればスキャナ付き)を買いましょう。
- スクールに通ったり、サポートグループに入ったり、セラピーを受けたり、自分の成長に必要なことに、お金をかけましょう。良い辞書も買いましょう。
- 良い記録をつけておく方法を、学びましょう。整理整頓の方法を教えてもらえるクラスをとったり、パーソナルトレーナーにアドバイスをお願いするのも手です。
- 税金や出費など、お金について学びましょう。
この中で一番大事なアドバイスは? とにかく、定期的に書くことです。そうしなければ、書く仕事で生きていくことはできません。
Setting Up Your Writing Business [Chip MacGregor Blog]
Chip MacGregor(原文/訳:阿久津美穂)