最近、歩いていますか?

生活習慣病予防のためにも、座ったまま過ごす時間を減らそうと以前お伝えしました

アメリカ版コミケ「コミックコン2010」で歩き回った元米lifehacker編集長のジーナも、立位姿勢とウォーキングを毎日の生活に取り入れなければ!とつくづく実感したようです。

そこで、目を付けたのがウォーキングマシンとワーキングデスクを一体化したトレッドミル・デスク

 ジェームズ・レビン(James Levine)氏らによる研究に基づき開発、既に市販されている米オフィス用什器大手スティールケース(Steelcase)社のデスク「ウォークステーション(Walkstation)」は、非運動性エネルギー消費(non-exercise activity thermogenesis、NEAT)と称される「激しい運動を伴わない継続的な動き」を実現してくれるというふれがきですが、何せ値段設定が高い。あまりお金をかけずに自作ですめば、どれだけ有り難いか。

すると、仕事をしながら常に歩くことで普段の運動不足を解消したい「treadputer族」に耳寄りな情報がHacker Newsにありました。ジーナ自身も愛用しているIKEAのパソコンデスク「JERKER(イェルケル)」とメタルシェルフを組み合わせ、床部分にトレッドミル(ウォーキングマシン)を備え付ければ、なんちゃってトレッドミル・デスクになりますよ。

約2カ月間使っている製作者の書き込みによると、トレッドミルの速度は2MPH(約3.2km/h)と速いスピードは出していないので、タイピングに支障がなく、歩きながらのコーディング作業はすごく良い!と満足感が漂っています。ただし、マウスを使ったグラフィックの編集は、歩きながらではなく立って行うなど仕事の内容に応じてマシンのオン/オフを切り替えているとのこと。

現に背中の不快感を改善できただけでなく、ここ2週間で手がけたクリエイティブな仕事で、自分のベストといえる能力を発揮できたそうです。日本でもトレッドミルデスクの合体効果を実際に試した方がいらっしゃいます。体験談は、こちらの「らばQ」さんの記事でどうぞ。

My Treadmill Desk [Hacker News]

IKEA Jerker Do-It-Yourself Treadmill Desk [Smarterware]

Gina Trapani(原文/訳:kiki)