Windows/Mac/Linux:昨年、米Lifehackerの読者による「ポータブルアプリ・ベスト5」のひとつに選ばれた、データ暗号化ツール『TrueCrypt』。Windows/Mac/Linuxのすべてに対応しているという面でも人気があり、ネットサバイバルツールのひとつとして、採りあげられたこともありますね。そんな『TrueCrypt』が、新バージョン(version 7)をリリースしたそうです。
『TrueCrypt』は、ファイルやフォルダ・ドライブを暗号化して、保護してくれるアプリ。このほどリリースされた『TrueCrypt』(Version 7)は、さらに進化しています。たとえば、ドライブの暗号化で「AES」を利用する場合、インテル製のCPU『Core i5』や『Core i7』に搭載されている、AES暗号処理に特化した、「AES-NI命令」を使えるようになったそう。これによって、処理速度が大幅に向上でき、暗号化されたデータへのアクセスが速くなるそうです。
また、それぞれのボリュームにマウントや、その他のアクセスを指定しておくという「Favorite」機能が新設。読み取り専用でマウントする、ログオン時に自動マウントするといった指定も可能で、たとえば、USBドライブのような、外付けストレージに作成されたドライブは、PCに接続したら自動マウントするようにもできます。
『TrueCrypt』(Version 7)は、無料のアプリケーション。Windows/Mac/Linuxに対応しています。今回のバージョンアップに関する詳細については、こちらの変更履歴でもご確認ください。ダウンロードは、こちらのページからどうぞ。
このほか、暗号化ツールとしては、『Cryptor』や『USB Safeguard』、『WinPT』などもありますよ。あわせてご参考まで。
Kevin Purdy(原文/訳:松岡由希子)