親指サイズで、膨大なデータをカンタンに持ち歩けるサムドライブ。しかし、万一紛失したときの損害は計り知れませんね。そこで、そんな「まさか!」のサムドライブ紛失に備えて、ちょっとギークな術から、オトコのエロ心を逆手に取った離れ技など、米Lifehacker読者さんから投稿いただいた、とっておきの方法をまとめてみました。
1: Autorunメッセージを仕込んでおく 「autorun.inf」ファイルを編集し、誰かがドライブを差し込んだら「if lost, return to(紛失時にはこちらにご返却を)」という、メッセージが出るようにしておく(例:冒頭画像)。やり方は、「autorun.inf」ファイルに、「label=Call (xxx) xxx-xxxx」((xxx) xxx-xxxxは連絡先の電話番号を入力)の一行を加えるだけ。
この修正を加えると、「autorun.inf」は以下のようになる。
[Autorun]Open=StartPortableApps.exe
Action=Start PortableApps.com
Icon=PortableApps\PortableApps.com\App\Graphics\usb.ico
Label=Call (xxx) xxx-xxxx
ちなみに、Labelの長さは32文字(スペース含む)までなので、この制限内でメッセージを作ることができる。たとえば「If found call (xxx)xxx-xxxx」(拾ったら、(xxx)xxx-xxxxに連絡ください)だと、27文字。
2: 「.txt」や「.rtf」で「Read if Found(拾ったら読んでね)」ファイルを作るよりシンプルな方法としては「Read if Found(拾ったら読んでね)」という名前で、「.txt」や「.rtf」ファイルを作成、連絡先を記しておく。
3: 「アダルト」ファイルだと勘違いさせる「PORN(アダルト)」というフォルダをつくり、ソレっぽいファイル名で、画像ファイルをたくさん保存。それぞれの画像ファイルに、自分の連絡先を入れておく。拾った人が男性なら、効果アリ! かも...(ただし、欲望より理性が勝る男子や、女性には、かえって逆効果の場合も...)。
4: 標準メモリに画像を保存しておく(デジカメ対策用) デジタルカメラの紛失に備えて、標準メモリに画像を保存しておく。「if found please return to address(拾ったら連絡してね)」という、連絡先付メッセージ画像のほか、自分の写真も一枚入れておけば、万一、盗難に遭った後、犯人からカメラが見つかったときに、自分のものだと証明しやすくなる。
5: サムドライブの本体に連絡先を貼り付けるオーソドックスな方法だが、サムドライブの本体に、シールなどで自分の連絡先(名前・電話番号・メールアドレスなど)を貼り付けておく。
これまでライフハッカーでは「落し物対策」として、USBメモリを暗号化し安全にファイルを削除できる『USB Safeguard』や、ラップトップPCのためのお助けアプリ『Prey』、Android携帯の紛失場所を教えてくれる『iTag』、iPhoneの紛失対策アプリ『MobileMe』、『if found』などもご紹介してきました。
もちろん、紛失・盗難に遭わないよう、最大限注意を払うことが大前提ですが、「転ばぬ先の杖」として、これらの方法も活用してみましょう。
Adam Pash(原文/訳:松岡由希子)