自身の病気、家族の介護、失業など、人生には、起こって欲しくはないけれど、避けられない出来事があるもの。精神的にも体力的にも、その問題にどっぷりとつかってしまい、エネルギーを消耗してしまうこともありますね。しかし、こういうときこそ、自分を律し、生活を維持することは不可欠。こちらでは、このテーマについて採り上げてみたいと思います。

ライフハック系ブログメディア「Stepcase Lifehack」では、父の病気と弟のケガによって危機的な状況に陥った筆者が、自身の体験から、このような人生のピンチのときに生活を維持する方法として、以下の6つのコツを挙げています。

 

1: どうしてもやらなきゃいけないタスクを特定する

どうしても必要なタスクを特定し、これらはきちんとやること。たとえば、自分は家族の財布管理をしているので、支払うべきものはきちんと支払い、家庭の経済的基盤をマネジメントするようにした。

2: 自分ができることでも他の人にやってもらう

なんでも自分でやろうとせずに、普段なら自分がやっていることでも、家族にやってもらう。手助けしてくれる友人がいれば、好意に甘えてお願いしよう。他の人に助けてもらうときの心構えとしては、ライフハッカーアーカイブ記事「効率的かつ効果的に 助けてもらうための6つのコツ」も参考まで。

3: 自分への負荷を軽くする

父の介護にあたっているときは、何よりも自分自身が健康でいることを心がけた。家族の世話と自分のことを優先し、ボランティアの仕事を辞めた。

4: ペーパー類をきちんと管理する

新聞や郵便物など、毎日家に入ってくるペーパー類は、時間がなくてもきちんと管理すること。郵便物を置く場所、新聞・雑誌を置く場所など、場所を決めておくとよい。あちこちにバラバラと散らかすのはNG。請求書などの重要書類は、見えやすい場所に置き、雑誌やカタログといった読み物は、気分転換に読めるように置いておこう。

5: 最低限の整理整頓はする

休息をとることは大切だが、そのための空間づくりも大切。「何にもしたくない」とすべてを放置してしまうと、家中が散らかって、せっかくの安らぎの場が得られなくなってしまう。最低限、身の回りの整理整頓はしよう。

6: 基本的な整理整頓が自分を落ち着かせることを理解しよう

疲れていて、家を整理整頓するのがイヤになることもあるだろうが、ソファーでぐったりと横になるよりも、少しでも整理整頓をしたほうが、気分も落ち着くはず。次第に外出したい気持ちになり、何かに挑戦しようという、意欲も湧いてくるだろう。もし、病気などの理由で自分でできない場合は、他の人に手伝ってもらうのも一法だ。

いかがでしたか?

危機的状況を乗り切るには、けして無理はせず、しかし自分を見失わず、ときには家族や友人に助けを借りることがポイントのようですね。

How To Stay Organized When Life Throws You a Curve Ball[Stepcase Lifehack]

Jason Fitzpatrick(原文/訳: 松岡由希子)