ヒトはときとして感情で動く生き物。少し冷静になれば「こんなの、持ってるじゃん!」、「どうせ使わないよ」と判断できるものも、衝動に任せて突っ走ってしまうと、後の祭りですね。そこで、衝動買いを防ぐためのちょっとしたコツをご紹介しましょう。

マネー系ブログメディア「Moolanomy」では、衝動買い防止術として「H.A.L.T.」方式を提案しています。「H.A.L.T.」とは、Hunger(空腹)、Anger(怒り)、Loneliness(寂しさ)、Tiredness(疲れ)の頭文字からとったもので、何か買う前に、これらの感情からくる欲求を満たすことが、衝動買い防止につながるとか。

 筆者が実践している方法はこちら。たとえば「あ! アレ欲しい!」と明らかに予算オーバーな品物や、必要のないものが買いたくなったら、まず「お腹が空いていないか?」と自身に問いかけ、まずは空腹を満たします。同様に、腹が立っている場合は友人に愚痴を聞いてもらう、寂しいときは誰かと話す、疲れていたら家のカウチで横になる...。このように、基本的な欲求をあらかじめ満たしておくと、不用意に財布のヒモが緩みにくいそうです。

このほか、衝動買い防止術としては「見知らぬヒトに『譲って』と言われたらどうする?」というシチュエーションを想定し、買い物の要否を判断する「ストレンジャーテスト」、即買いせずにリスト化する「30日ルール」などもありますが、この「H.A.L.T.」方式は、衝動買いすることで誤魔化されてしまう、自分の本当の感情に目を向けることもできるという面で、メンタルコントロールにも役立ちそうですね。つい買い物で現実逃避してしまいがちな方は、ぜひ参考にしてみてください。

How To Stop Impulse Buying [Moolanomy via WiseBread]

Erica Ho(原文/訳:松岡由希子)