「今度こそ朝型人間にチェンジだ! さあ、起きよう!」
「いやだー、眠いよ~。あと、5分...zzz」
毎朝、自分の中の天使と悪魔が戦っていませんか?温まった布団の中は、とにかく居心地がよく、少しでも長居したいのが人情というものです。では、朝、起きたとき、布団の中が快適でなければ、どうなるでしょう?
おなじみのライフハック系ブログメディア「Stepcase Lifehack」では、あえて寝床の快適さを下げることで、強制的に起床させるという荒技を、紹介しています。
ボストンに短期出張した筆者は、6日間、ベッドと机が備え付けられた、短期滞在者向けマンションに宿泊。フィット感のある枕や、フワフワな羽根布団はもちろんなく、シーツとマットレスがあるだけ。持参したバスタオルを枕代わりに使い、とりあえず就寝したところ、冷たいベッドで朝5時に目が覚めたそう。そこで、いつもならなかなか去りがたい快適なベッド空間も、このように心地よくない状態だと、潔く起きることができ、一日を早くスタートさせることができることに気づいたとか。
出張から戻ってからもこれを継続したところ、目覚まし時計なしで、規則正しく起床できるようになり、これまでなら、ベッドの中でグズグズしているだけだった時間を、週10~12時間も効率的に活用できるようになったそうです。
この「ベッドの快適さを下げる式早起き法」の具体的な方法として、筆者は自身の経験から、以下の3ステップを挙げています。
1. 必要最低限の寝床にする寝床を、就寝から起床までの休憩場所と捉える。つまり、高級な枕やマットレスといった、快眠アイテムは可能な限り使わない。
2. ベッドを撤去するできれば、ベッド自体を撤去しよう。
3. 最低7日は続ける一晩では効果はない。眠り方を自分に身につけさせるため、ある程度の期間は必要。真夜中に寒くて目が覚めても、毛布は使わないこと。代わりに、スウェットを着よう。
低反発マットレスや羽根布団、自分の体型に合わせたオーダーメイド枕など「いかに快眠するか?」を追求するためのアイテムが増えている中、こちらは、あえて「自分を甘やかさない」というSっ気たっぷりなアプローチですね(笑)。まだ、朝晩は冷えることもありますから、この方法をお試しの際は、パジャマに重ね着するなど、くれぐれも風邪を引かないようにしてください。
このほか、ライフハッカーまとめ記事「まとめ:春 眠暁を覚えず...だが起きる!ための16選」もあわせてどうぞ。
Sleep Hack: A Simple Strategy For Better Rest In Less Time [Stepcase Lifehack]
Whitson Gordon(原文/訳:松岡由希子)