非日常のGWが終わって日常に戻ったはずなのに、どうもだらけてしまうという人、今頃はきっと多いことでしょう。そんなあなたに、今すぐやる気がでる方法ベスト10をお届けします。

10位 自分に合ったBGMを選ぶ

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Photo by Ruud Hein

ハードロックでやる気が出る人もいれば、うるさいと感じる人もいます。クラシックで仕事がはかどる人もいれば、お昼寝ミュージックに聴こえてしまう人もいます。どんな音楽が自分をやる気にするかは、その人によりますよね。GTDの生みの親David Allenは、1分に60拍カウントする、ヴィバルディや、その他バロック期の音楽が好きだそうですよ。米LH元編集長のGinaや、兄弟サイトの「Kotaku」のエディターたちは、空港の音をモチーフにした、アンビエンス音楽がお好みとのこと。

米LHでも、どんな音楽が仕事の効率を上げるか(英文)を取り上げたことがありますが、うるさすぎず、テンポが早すぎず、遅すぎずなものを選ぶとよさそうです。歌詞に気を取られる人は、歌詞がなかったり、自分の知らない言語で歌われているものがいいかもしれませんね。新しいジャンルを聴いてみるなど、いろいろ試して自分に合ったBGMを選んでください。

9位 どうしても気が散るなら、少しはマシな現実逃避を

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あなたは子供のとき「盗み食いしちゃダメよ」と言われて、我慢できる子でしたか?それとも、ちょっとつまんで、食べた形跡を消し去って、知らん顔するタイプでしたか?もし後者だったら、この方法が効くかもしれません。

今取りかかっているタスクにどうしても集中できないときに、急ぎではないメールの返事を書いたり、コーヒーを飲みに行ったり、関係のないウェブサイトをチェックしたりするのではなく、少しはマシな現実逃避をする、というのはどうでしょうか。つまり、プロジェクトの進捗状況をチェックしたり、机の上を片付けたり、立ち上がってストレッチしたりするのです。そうすれば、集中できてない自分に対して、少しはいらだちも抑えられることでしょう。全く無駄なことをしているわけではないですしね。

 

8位 タイマーをかけてよーいドン

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これは、すでに広まっている方法なので、日々のタスク達成に取り入れている人も多いことでしょう。大きなタスクも小分けにして、例えば10分働いて、2分休憩というように、タイマーをかけてサクサクこなしてしまいましょう。

7位 カラダとココロはつながっている

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プレゼンの前には、息が荒くなったり、冷や汗をかいたり、心臓がドキドキしたりしますよね。それは、カラダとココロがつながっているから。つまり緊張すると、それが身体的症状になって表れてしまうわけです。じゃあ、それを逆手に取ってしまおうというのが、この方法です。大事なタスクを前にしたら、歩き回ったり、自分を元気づけるような言葉を声に出して言ったり、リングに上がる前のボクサーのように、自分に気合いを入れるのです。そうすれば、ココロも連携して、心身ともに準備ができることでしょう。

6位 実現可能なto-doリストを作る

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Photo by ebby

to-doリストには、ついたくさんの項目を詰め込んで、収拾がつかなくなってしまいがちですよね。古い記事ですが、Ginaが実現可能なto-doリストについての記事(英分)を書いています。ポイントは、人から頼まれたタスクでも、あなたのto-doリストはあなたのもの。自分で達成しやすいように具体的に書き、優先順位をつけ、定期的に更新するようにしましょう。

5位 一日の最初にはメールチェックしない

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Photo by trekkyandy.

メールチェックをしないと、仕事が始められないという人もいるでしょうから、これは、すべての人が使える方法ではないかもしれません。いや、そういう人は1時間早く、仕事を始めればいいのですから、不可能ではないですよね。つまり、一日の始めには重要なタスク、今日仕上げたいタスクに取りかかるといいということです。試しに一日か二日、朝一番にメールボックスを開かない、というのをやってみてください。

4位 自分でリミットを設定する

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自分が納得するまでやってタスク完了、というのも悪くはないのです。が、自分でリミットを設定して、そこに向かって作業し、時間が来たら終わりというプレッシャーが、逆にいいものを作り上げるということもあります。ミュージシャンのBeckは、あるときに、24時間でアルバム一枚を完成させると自分で決め、実際に作り上げたそうです。また、起業家でブロガーのGuy Kawasaki氏は、プレゼンテーションにおける「10/20/30ルール」(英文)を提唱しています。これは、スライドは10枚、プレゼン時間は20分で、フォントサイズは30というものです。次のタスクに取りかかるときには、時間でも、量でもいいので、自分でリミットを決めてみてください。

3位 時には見切り発車を

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始めるのは、もうちょっと準備してからと言っていては、いつまでたっても事が進みません。確かに準備は大切ですが、準備を完璧にしてからでないと始められないというのは、癖になってしまいます。いいアイディアをたくさん持っているのに、それを世に出すことができなかったら、もったいないですよね。そんなときには、見切り発車でもいいのです。ただし、作業を進めながら、必要な技術は同時進行で学ぶこと。米LHのAdamはそうやって、一からウェブアプリを作りました(英文)。

2位 進捗状況を可視化する

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タスクが何パーセント達成されたか、締め切りまで後何日か、といった進捗状況は、よく見えるところに表示しましょう。グループタスクの場合は、メンバーみんなが見えるところに、ボードなどを置いてもいいですね。進捗状況をグラフ(英文)にしたり、記録(英文)を取ったり、ウェブアプリ(英文)を使ったりしてもいいですね。もちろん、このようなツールを使わないでも、個人的な日記やブログでもよさそうですよ。

1位 失敗を恐れる自分を認識し、克服する

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Photo by Tiagø Ribeiro.

ここは思い切ってやってみた方がいいと、頭ではわかっていても、どうしても行動に移せないことってありますよね。『Linchpin: Are You Indispensable?』という本の著者、Seth Godinは、私たちが持っている「Lizard Brain」の存在について、語っています。

これは、あなたが何かしようとしていると、自分の中から聞こえてくる、やめておいた方がいい気をつけろ、もっとゆっくりした方がいい、と言った声のことです。こういう声は、あなたを守る安全装置のようなもので、完全に消し去ることは、できないのだそうです。だからまず、失敗を恐れるのは普通のことだと認識しましょう。そして「Lizard Brain」に、なるべく惑わされないようにタスクに向かいましょう。

みなさんは、調子が出ないときには、どうやってやる気を出していますか?

[Top 10 Motivation Boosters and Procrastination Killers]

Kevin Purdy(原文/訳:山内純子)